迫りくる沖縄危機 (幻冬舎ルネッサンス新書)

著者 :
  • 幻冬舎ルネッサンス
4.13
  • (4)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779061042

作品紹介・あらすじ

もし沖縄が日本から独立したらどうなるのか。ロシアが武力行使せずに粛々とクリミアを併合したように、中国からは人民解放軍が押し寄せ、沖縄は独立国にさせられ、中国の支配下に置かれる。さらに、中東から日本への石油輸送ルートである東シナ海をふさがれたら、すぐさま日本国内はパニックに陥る。沖縄での中国の異常な行動のすべてを、ジャーナリスト・惠隆之介があぶり出す!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2014年の作品ですが、沖縄の問題をコンパクトにまとめた良書です。当時の沖縄県知事は、仲井眞弘多氏でしたが、ご存知の様にその後も翁長雄志氏、玉城デニー氏(衆議院議員だった頃は国防の大切さを訴えていたので、知事になるため主張を180度転換させたが、その理由は不明)とゴリゴリの親中派知事が続きます。その理由をざっくり言えば、米軍基地反対を強く叫べば叫ぶほど沖縄にお金が落ちるので住民を扇動する県知事の存在(沖縄独立運動を支持する中国からは名誉市民として破格の待遇を受ける)、その基地反対勢力は海外も含む反日勢力と結託し、それに反日マスコミ(新聞、テレビ)が毎日県民を洗脳するという強固なトライアングル構造が出来上がっているためです。
    特に、毎年3000億円の沖縄振興予算ですが、県庁や市役所庁舎などのハコモノは立派になっていきますが、それほどの恩恵は住民に直接還元されていない。では、そのお金は一体どこへ行ったのか?
    左派知事、左派議員を当選させるための選挙活動資金(応援すれば企業に仕事を回すだとか大学教授などのポストを与えるとかの広報支援を含む広義の選挙活動費用)に化けているようです。
    中国から尖閣諸島に毎日のように領海侵犯されている沖縄県知事が中国の名誉市民というだけで、スパイ容疑確定のハズですが、スパイ防止法のない国家はあまりにも無防備で無力過ぎます。沖縄県知事の暴走は、政府与党の覚悟と決断力の無さの象徴なのかもしれません。
    オール沖縄の主張する、琉球王国時代は良かったという幻想も本書P181の一覧表で論破されています。

  • 筆者の以前の著作も読んでいたが、今回もスカッとするくらい持論(勿論真実かどうか私は疑っているわけではない)をマシンガンの様に浴びせてくる。仮に筆者のいう話が全て真実なのであれば、今すぐにでも国は沖縄に対する施策のあり方を見直すべきだ。沖縄復興予算と題して毎年3000億円近い税金が投じられているが(直近数年は減っているが、それでも2700億近い)、果たして本来の復興予算の目的通り使われているかも怪しく、単に中国の息のかかった左翼勢力を潤すだけになっていないか、充分にチェックした方が良いだろう。それにしても、本土と沖縄は物価や文化、気候だけでなく人々の性格も違うから単純な物差しで測るには難しく、一つ一つ丁寧に審査していたら一年なんてあっという間に過ぎてしまう。とにかく巨大な金で沖縄を買収するかの様な見え方は避けるべきだし、何より沖縄を狙う中国の利益になってしまってはならない。
    逆さ地図はよくみる中国が太平洋に進出する際に用いる地図であるが、確かに地政学的に見るなら沖縄は喉から手が出るほど欲しい位置にある。そこにアメリカ軍が駐留しているなら迂闊に手は出せない。だから南沙諸島を無理矢理奪って埋め立てながら巨大な基地を作るというのは邪魔な沖縄を迂回しつつ太平洋へ進出する第一歩になるのである。とは言え軍事的な衝突は中国も望まないから、世界各地に存在する中華街を中心に半ばスパイ的な活動を行う中国人は世界中に存在する。筆者のいうとおり金のある中国に従ってしまう日本人だって多くいるに違いない。それが沖縄ではすでに公人レベルを支配しているというのも大袈裟ではないと感じる。基地反対の大規模なデモ、オール沖縄を強調しつつも県外からの応援者が大半という事実、左翼に支配された新聞社。これらは紛れもない事実であり、疑う余地はない。だから本書の内容が述べる事実は若干背景や事情は異なっていたとしても(真実かは私にはわからないので決めつけはしない)、実際に表面化して目に見える状態にまでなってきている。裏を返せばそれだけ、中国の野心がダダ漏れかつ日本側の守勢になってきていると見える。あと何年か後にはウクライナ戦争の様な悲惨な事態が、平和な沖縄を焼け野原にならないか不安が募る。

  • 目次 : 第1章 習近平は一発の銃弾も使わずに沖縄を制圧する(2020年、軍事力で中国軍が米軍を越える/ 世界が大中華帝国に支配される日!? ほか)/ 第2章 琉球独立運動は県知事選後に加速する(自民党幹部が恐れる沖縄県知事選とは?/ 左翼のヒーロー、翁長雄志という人物像 ほか)/ 第3章 米軍基地が中国軍基地に変わる日(米軍が消えた南シナ海で誰が中国の無法を止めるのか?/ 太平洋に出たい中国にとって日本は邪魔な蓋 ほか)/ 第4章 反日化する沖縄(米軍の誤算―沖縄に叩き込んだ反日教育/ 韓国の「恨」とよく似た沖縄の反日感情 ほか)/ 第5章 沖縄を、日本を守るために(翁長氏のガリバー化を阻止せよ!/ 選挙が近づくにつれ県外の隣人が増える沖縄の異常 ほか)


    中国の臣下を示す『龍柱』2億6000万税金で

    ショック、ここまでいっちゃってるんですね
    迫りくるどころじゃなく、侵略されてない?

    2018年知事選で翁長知事再選なったら
    手遅れになるんじゃない?
    恵さん知事選出てください。

    恵隆之介 迫りくる沖縄危機とは?
    https://youtu.be/EUFuhVV9wxk

  • 惠隆之介氏は幸福実現党支持者。
    https://youtu.be/V_eLWhYzwFk

  • チャンネル桜の惠さんの動画をみて、沖縄の危機を感じて読むことにした。
    https://www.youtube.com/watch?v=-i0imU3rVaY

    本を読んでみると、いかに沖縄があぶないかが分かる。

    というか、もはや、もうダメなんだろうという気さえ起こる。
    ダメというのは、沖縄がこのまま独立をして、中国に編入という路線。
    これが、沖縄の総意であれば良いのだけども、どうも左翼性力の活発な活動による乗っ取り作戦のように思える。

    さて、
    タイトルは沖縄の危機なんだけども、これは、すなわち日本の危機であるということ。

    日本もチベットやウイグルのように中国になってしまう日が来るように思える。
    もはや遅い気がする。

    最終章のには、希望も書かれているけども、あまりにも小さな灯火(ともしび)であるように感じる。

    そこに希望を見いだし、進んでいけるかは、小さな行動、小さな意識を持つことに始まると思う。

    とりあえず、このホニョンでみればよく分かると思う。
    本自体は読みやすいように口語。

    こういった情報になじみのない人達に向けるのであれば、ふりがなを多用してもらいたかったかな。

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    もし沖縄が日本から独立したらどうなるのか。ロシアが武力行使せずに粛々とクリミアを併合したように、中国からは人民解放軍が押し寄せ、沖縄は独立国にさせられ、中国の支配下に置かれる。さらに、中東から日本への石油輸送ルートである東シナ海をふさがれたら、すぐさま日本国内はパニックに陥る。沖縄での中国の異常な行動のすべてを、ジャーナリスト・惠隆之介があぶり出す!
    ————————
    【著者略歴 (amazonより)】
    惠/隆之介
    拓殖大学客員教授、シンクタンク「沖縄・尖閣を守る実行委員会」代表。昭和29(1954)年沖縄コザ市生まれ。昭和53(1978)年防衛大学校管理学専攻コース卒業。海上自衛隊幹部候補生学校、世界一周遠洋航海を経て護衛艦隊勤務。昭和57(1982)年退官。その後、琉球銀行勤務。平成9(1997)年米国国務省プログラムにて国際金融、米国国防戦略等研修。現在、積極的な執筆、講演活動を展開している
    ————————
    【目次】
    第1章 習近平は一発の銃弾も使わずに沖縄を制圧する
    ・2020年、軍事力で中国軍が米軍を越える
    ・世界が大中華帝国に支配される日!?
     ほか
    第2章 琉球独立運動は県知事選後に加速する
    ・自民党幹部が恐れる沖縄県知事選とは?
    ・左翼のヒーロー、翁長雄志という人物像
     ほか
    第3章 米軍基地が中国軍基地に変わる日
    ・米軍が消えた南シナ海で誰が中国の無法を止めるのか?
    ・太平洋に出たい中国にとって日本は邪魔な蓋
     ほか
    第4章 反日化する沖縄
    ・米軍の誤算―沖縄に叩き込んだ反日教育
    ・韓国の「恨」とよく似た沖縄の反日感情
     ほか
    第5章 沖縄を、日本を守るために
    ・翁長氏のガリバー化を阻止せよ!
    ・選挙が近づくにつれ県外の隣人が増える沖縄の異常
     ほか
    ----------------

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

拓殖大学客員教授、シンクタンク「沖縄・尖閣を守る実行委員会」代表。昭和29(1954)年沖縄コザ市生まれ。昭和53(1978)年防衛大学校管理学専攻コース卒業。海上自衛隊幹部候補生学校、世界一周遠洋航海を経て護衛艦隊勤務。昭和57(1982)年退官。その後、琉球銀行勤務。平成9(1997)年米国国務省プログラムにて国際金融、米国国防戦略等研修。現在、積極的な執筆、講演活動を展開している。著書に『敵兵を救助せよ!―英国兵422名を救助した駆逐艦「雷」工藤艦長』(草思社)、『昭和天皇の艦長 沖縄出身提督漢那憲和の生涯』(産経新聞出版)、『海の武士道DVDBOOK』(育鵬社)、『誰も語れなかった沖縄の真実―新・沖縄ノート』(ワック)、『沖縄が中国になる日』(育鵬社)、『中国が沖縄を奪う日』(小社)など。

「2014年 『迫りくる沖縄危機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

惠隆之介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×