離人症日記 [心をケアするBOOKS]

著者 :
  • 彩流社
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本棚登録 : 21
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779110245

作品紹介・あらすじ

ドキュメント・心の難病との闘い!闘病者に生きる勇気を与える記録。うつ病に加え新たに離人症を患った著者は、生きている実感を失いながらも、書くことを支えとして病と闘ってきた。職場での過酷な仕打ち、薬漬け医療の実態も。

感想・レビュー・書評

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  • 書くことは生きること、というのはよく伝わってきた。

  • メサイア・コンプレックスが昇華して、このような素晴らしい作品が作られるって、すごいなー。
    書くことで救われる生命。
    命を削って執筆された作品を久々に読んだなあ。

    うつ病は甘えじゃなく、精神疾患の多くは先天的なもので遺伝である。遺伝もひとつの要因となり精神病を発症した作者。

    深刻な精神病を発症=なのに自我が崩壊しない=人格水準が保たれている=地獄のような苦しみを感じてしまう。そんな作者にとって離人症は防衛となる。
    防衛といっても、離人症の苦しみは言葉では言い表せないだろうけどね…

    主治医の言葉が衝撃だった。私も平常時に離人感を感じる時あるけど、こういう捉え方も出来るんだなと!ちなみに離人症状は健康な人にも出るよ。
    「離人症状は大変、辛く苦しいものですが、これは、直面するにはあまりにも苛酷すぎる現実からあなたを守っている、とみることができます。現実感がないということは、そういうことであって、もし今のあなたが、現実をありありと感じることができてしまったら、辛く苦しすぎて”自殺”するしかないでしょう」

  • 読書


    覚慶悟「離人症日記」


    ・・・・今、著者名打って初めて気がついたけど、
    この人の名前・・・


    どんだけ悟ってんねや笑


    さ、て、て。
    うつから離人症やら何やら、いっぱい病んじゃった著者の記録です。
    精神疾患で、とくにドクターショッピングした人にありがちな、
    ほかにもいっぱい病名診断されて
    薬も、かなり多剤で・・・素人の私から見ても、
    わけのわからない処方されちゃったみたいですね。
    「一体何を治そうとしたんだ?」みたいな。
    こんな毒医者にはあたりたくない・・・。


    そして。
    この本もちょっと毒本だなー。
    うつを患う私も同じ傾向なのだけど、
    自家中毒で視野狭窄。
    「自分」にしか視線が向いてない。
    そして、
    「こんな自分、なんて悲劇!
    これ以上の悲劇があろうか!」


    や・・・。
    あなたの中ではあなたがすべてだから、
    そりゃあ悲劇どっぷり悲劇100%なんでしょうが、
    そんなん読まされてもね、みたいな。


    やはり私も同じだし、著者自身、
    書くことは手遊びみたいに書いてて、
    書くことで自身の精神の浄化(とまで言うとおおげさかな)を
    はかろうとしてるのだけど、
    それは自分の中でだけとどめておいてくださいよ。
    みたいな感想です。


    同情合哀れんで、
    「自分と同じ症状! やっぱ辛いよね。生きてくのしんどいよね」的な方や、
    精神の闇に興味のある方にはいいかもしれません。

  • 鬱まっただ中のころに前作を読んで、よかった覚えがあって、次作があるとは知らず。
    離人症についてはなんとなくわかるような似たようなこともあったような、著者とは苦悩が全然違うとは思うけど、
    もがいてもがいてそれでも書き続けて生きる姿がすさまじい。
    この人もすごくまじめなんだろうなと思う。

  • ずっと購入を躊躇っていた本。何故なら私も離人症であるから。私は人の体験等を自己に投影してしまう所がある。もし、また思い込みで症状が悪化するようなら読まない方がいいと思っていた。

    だが、読んでよかったと思う。この不思議で絶望的な感覚を感じている人は私だけではないのだと知る事が出来た。

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著者プロフィール

現在介護福祉士として、心をケアする仕事に従事。

「2003年 『よろしく、うつ病』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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