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- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779112157
作品紹介・あらすじ
“文明の十字路”——スラヴ世界と中東世界の狭間にあったコーカサス——グルジアやアルメニアには固有のキリスト教文化が栄え、ダゲスタンはイスラーム原理主義の祖型を育んだ。埋もれた歴史を掘り起こす学際的成果。写真多数。
感想・レビュー・書評
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私がこの本を手に取ったのはトルストイ伝記の金字塔、藤沼貴著『トルストイ』でこの作品が紹介されていたからでした。
この作品はそれぞれの分野の専門家による共著になります。この本では文学だけでなく様々な観点からカフカースを見ていくことができます。
私はトルストイとの関係性からカフカースに関心を持つようになりましたが、入り口は人それぞれだと思います。そんな中多様な視点からカフカースを見ていくこの本の試みは非常に面白いなと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コーカサスに関する論文集だが、内容がてんでバラバラ。建築史の視点からアルメニアを分析するのはいいが、カフカースと謳っているのに、対象がロシアのカフカス進攻、その背景にあるロシア思想の文学的分析、グルジアとイランの関係、アルメニアの建築史と支離滅裂。アゼルバイジャンが出てこない。そもそもいくら科研費で当たった研究とはいえ、最低限の歴史と現代をあげた上でここの論文を論じるべきだと思う。価格も高過ぎる。本としての出版が困難であれば、pdfでウェブ上に公開すればいい。それでも研究業績になるのだから。
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