ビルマ独立への道―バモオ博士とアウンサン将軍 (15歳からの「伝記で知るアジアの近現代史」シリーズ)

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  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779117312

作品紹介・あらすじ

昨年、ビルマ(ミャンマー)は軍政から民政へと表向きの移管がなされ、アウンサンスーチー(この本の主人公・アウンサン将軍の娘)は補選への立候補を発表した。
その深層を読み解くカギがここにある。
「私はビルマを現状から救うために最善を尽くすつもりです。しかし、閣下(バモオ首相)もおわかりのように、現状は私たちにとって暗闇の日々です。日本軍は彼らが企図したすべての目的から撤退しつつあります…」(アウンサン)
日本やイギリスとの協力と抵抗のはざまで苦悩し、決断した彼らの生き様とは。

現在に至るまでの日本とビルマの関係も脈々とわかる伝記

アウンサン(1915~1947年)
バモオ(1893~1977年)

感想・レビュー・書評

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  • ビルマはもともと独自の王国を有する東南アジアでも大きな国だった。19世紀後半に英国によって英領インドの一州という形で植民地化され、国家の作り直しともいえる大きな変革を余儀なくされた。
    アウンサンは国民のあいだでは今で御mビルマナショナリズムの英雄。ビルマの人々はビルマ国軍時代のアウンサンを強く記憶し、ビルマを英国と日本のくびきから解放した将軍アウンサンとしての思い出を大切にしている。
    ネウィンが主導したビルマ式社会主義は思想的にはマルクス主義に依拠せず、したがって、ソ連型、中国型の社会主義とは異なる反共産主義の社会主義を標榜し、唯物論を否定して人間と環境の相互連関に基づく文明と社会の形成を主張していた。

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プロフィール

上智大学総合グローバル学部教授。東京外国語大学教授を経て現職。専門はビルマ近現代史。主な著書に『アウンサンスーチーのビルマ』(岩波書店、2015年)、『物語ビルマの歴史』(中公新書、2014年)、『抵抗と協力のはざま――近代ビルマ史のなかのイギリスと日本』(岩波書店、2010年)など。

「2016年 『「アウンサンスーチー政権」のミャンマー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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