桜坂恵理朱と13番目の魔女

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779119750

作品紹介・あらすじ

ーー私は、ここにいる。それは間違いなく、たしかな現実だわ

小説家である主人公が、ネットワークを使ったコミュニケーション・システム「ELIS」をめぐって起こるさまざまな事件を目の当たりにし、調査を進めていく……。情報ネットワーク社会に潜む闇とは?
『妹がスーパー戦隊に就職しました』(スマッシュ文庫)、『ライトノベルは好きですか?』(雷鳥社)の著者がはなつ、ライトノベル最新刊!

【あらすじ】
冬のはじめ、一人の少女が変死体で発見された。ネットワーク上やマスメディアでは、彼女の名前が桜坂恵理朱だという情報が、さかんに流れていた。その日、小説家をしている葉山秀司(はやま・しゅうじ)が使っているネットワーク・システム「ELIS」のアカウントに、1通のメッセージが届いていた。そこには動画が添付されており、死亡が伝えられている少女の凄惨な死体の様子が映し出されていた。そのメッセージの送り主は、「13番目の魔女」を名乗る人物である。しかもそのメッセージは、秀司の友人である田上梨愛(たうえ・りあ)のところにも、ほとんど同じものが送られていたらしい。
 田上梨愛から相談を受け、事件の真相が「13番目の魔女」から送られてきた秘密めいたメッセージに隠されていると考えた秀司は、それ以来、自分の担当編集者である赤城知佳(あかぎ・ちか)の手を借りて調査をはじめるが……。
 次々と「魔女」たちが死んでいく中で、明らかになっていなかった「12番目の魔女」、その正体とは……。

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著者プロフィール

1978年、新潟県生まれ。作家、成蹊大学文学部准教授。専攻は日本近代文学。小説に『遥かに届くきみの聲』(双葉社)、『小説 牡丹灯籠』(二見書房)、著書に『言語と思想の言説――近代文学成立期における山田美妙とその周辺』(笠間書院)、『中高生のための本の読み方――読書案内・ブックトーク・PISA型読解』(ひつじ書房)、共編著に『ライトノベル・フロントライン』全3巻、『小説の生存戦略――ライトノベル・メディア・ジェンダー』(いずれも青弓社)など。

「2023年 『落語と小説の近代 文学で「人情」を描く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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