トマス・ピンチョン (現代作家ガイド 7)

制作 : 麻生 享志  木原 善彦 
  • 彩流社
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本棚登録 : 44
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779120039

作品紹介・あらすじ

ポスト・モダン、そしてアメリカ現代作家の最高峰!?

トマス・ピンチョン、
「現代作家ガイド」シリーズについに登場!!

満載のギャグやポップカルチャーと高度な知性の混交、圧倒的な情報量、
複雑な構成、ノンストップで走りまくるストーリー……。
研究者はもちろん、文学ファンにも好評の「現代作家ガイド」シリーズの
最新刊は、その作風を一口には語るのが難しいだけでなく、公に姿を現さず、
プロフィールがいまだ謎に包まれる作家トマス・ピンチョンを取り上げます。

感想・レビュー・書評

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  • また大学入り直すことができたらピンチョンについて論文書きたいな。

  • ポストモダニズムの旗手トマス・ピンチョン。この現代米作家の壮大な虚構世界のナビゲーターとなるガイドブックが遂に登場した。初心者にもわかりやすい解説と案内図を示してピンチョン・ワールドへと誘う。さらに,従来のポストモダニズム諸論を集約しつつ,演繹的に諸作品を敷衍するマクヘイルの論文等にも挑戦できる。

    *推薦者(教教)H.H.
    *所蔵情報
    http://opac.lib.utsunomiya-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB1586961X?caller=xc-search

  • ピンチョンが他の作家にあてた序文や日本人研究者の小論、各作品ガイドと日本語圏で情報の少ないピンチョンについて俯瞰できる内容。本書には未収録だがピンチョンがガルシア=マルケスの『コレラ時代の愛』について書評を執筆しているというのは驚き。近年の旺盛な執筆状況とその作風もあり、ポスト・ピンチョンとは現在のピンチョン自身が体現しているという指摘は興味深い。もちろん、ここにあるのは模範解答ではなく可能性の集積だ。9・11と現代テクノロジーを主題とした最新作『ブリーティング・エッジ』の邦訳が俄然待ち遠しくなってきた。

  • エッセイ2篇収録されるそうです。。。

    彩流社のPR
    http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-2003-9.html

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著者プロフィール

早稲田大学教授(専門分野:現代アメリカ文化・文学)
主要業績:『ポストモダンとアメリカ文化—文化の翻訳に向けて』(単著、彩流社、2011年)、「『ミス・サイゴン』の世界—戦禍のベトナムをくぐり抜けて』(単著、小鳥遊書房、2020年)、「「リトルサイゴン」—ベトナム系アメリカ文化の現在」(単著、彩流社、2020年)

「2022年 『ランとハーラン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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