スポーツと薬物の社会学: 現状とその歴史的背景

制作 : Ivan Waddington  Andy Smith  大平 章  麻生 享志  大木 富 
  • 彩流社
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779120268

作品紹介・あらすじ

高地トレーニングが良くて、なぜ血液ドーピングがダメなのか?!  『ドーピング」の
社会的背景と現状を考察する選手、トレーナー、スポーツ医師、薬物関係者必読の書!

薬物使用のマグワイアー、ベン・ジョンソン、マリオン・ショーンズ…。イングランド・サッカー界の薬物使用の歴史、薬漬けで走り続けたツール・ド・フランスの自転車競技の選手達。「エリートスポーツ」に焦点をあて、重い出場停止処分だけでは解決しない、その社会的背景を浮き彫りにする問題の書!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 筋トレを始めたこともあって,ドーピングの現状について広い視野から述べている書籍を探したところ,本書が面白そうに思ったので購入.ごく最近まであまり興味のない分野であったことからのんびり読むつもりが,事前の期待を大幅に上回る内容で一気に読了.ありがちなドーピングドキュメンタリーとは一線を画したものであり,その考察の深さに圧倒されっぱなしだった.第2章でドーピングを健康問題として扱うのはあまり筋が良くないだろうという論理は当然として,第10章でWADA設立の背景をエリアスのゲームモデルを使って説明しているのだから,視野の広さは明らか.ドーピング問題について調べたい方にとっては必読の一冊だと思われる.おすすめ.

    以下に難点も挙げておく.
    ・原著は2009年出版とやや古い(例えばランス・アームストロングのドーピング告白はその後)
    ・日本におけるドーピングの現状はほとんど載っていない(p179で「日本のエリート力士」とあるだけ?)
    ・誤字(例えば,p321で「フーリハン」が「フーハリン」)や表記揺れ(p235で「ナンドロロン」が「ナンドドロン」「ナンダロロン」)が散見される

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

Ivan Waddington
ノルウェー・スポーツ科学大学・チェスター大学客員教授。
著書:『スポーツ・健康・薬物』Sport, Health and Drugs(London:Spon,2000)
共著:『戦うファン』Fighting Fanas(Dublin: UCDP, 2002),『スポーツの歴史』
Sport Histories(London:Routledge,2004),『スポーツ研究ハンドブック』
Handbook of Sports Stadies(London: Sage, 2000),『スポーツ研究における
現実世界的調査の実践』Doing Real World Research in Sports Studies
(London:Routledge, 2014)

「2014年 『スポーツと薬物の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アンディ・スミスの作品

スポーツと薬物の社会学: 現状とその歴史的背景を本棚に登録しているひと

ツイートする