ジェンダーにおける「承認」と「再分配」: 格差、文化、イスラーム

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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779120817

作品紹介・あらすじ

一橋大学リレー講義「ジェンダーから世界を読む」から、
『ジェンダーと「自由」』に続く第三弾!

第二波フェミニズムの理論の成果が、マイノリティの承認(アイデンティティ)を
進める方向に手を貸したときに、たくさんのマイノリティ、あるいはたくさんの「わたし」が
その存在を認めてもらったが、そのかわりに忘れ去られたのが再分配(経済)の問題だった
——ナンシー・フレイザーが端的に示しているように、フェミニズムの運動は、
女が一種の階級であるかのように下層に置かれていた現実の変革を目指すべく
始まったものの、各種権利が男と同等のものとして与えられたとき、
実のところその権利が市場への消費者としての参入へと変換され、結果として
新自由主義が生みだしたあらたな経済的格差(再分配)の問題を見えなくしている。
私たちは承認と再分配を並び立たない二律背反の問題として捉える発想に
はまりこんでいるのではないだろうか。

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  • 共生社会論[Social Collaboration Studies]

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著者プロフィール

一橋大学大学院商学研究科教授。

「2015年 『ジェンダーにおける「承認」と「再分配」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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