ヒロシマの少年少女たち

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779121616

作品紹介・あらすじ

私のクラスメイトは全員死んだ。建物疎開作業(土方作業)のために。

あの日、広島中じゅうの中学、女学校1・2年生8000人以上が
動員され、約6000人が死んだ。
平和大通りは子どもたちがつくった道であり、子どもたちの墓場なのだ。
日本教育史上最大と言われるこの事実が、あまりにも知られていない。
子どもたちはお国のために死んだ「最年少の英霊」として靖国神社に
合祀された。しかし、朝鮮半島出身の生徒は外国人としてカットされた。

クラスメート一人一人の遺族を訪ねて記録した著者が、
渾身の力を込めて後世に伝え残したい痛切な事実の訴え。

感想・レビュー・書評

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  • 広島の原爆投下による建物疎開作業中の子供たちの死について、まったく知らなかった。
    読めてよかった。

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著者プロフィール

せき・ちえこ
1932年大阪生まれ。旧制女学校2年のとき広島で被爆。
学校を病欠していたため助かる。
早稲田大学文学部ロシア文学科卒業。
1954年、毎日新聞社入社、社会部、学芸部の記者を務める。
のち全国婦人新聞(女性ニューズ)記者、編集長。
現在はフリーのジャーナリスト。
2014年、安倍靖国参拝違憲訴訟原告(筆頭)。
主著:
『往復書簡 広島・長崎から―戦後民主主義を生きる』
(共著、彩流社)、
『広島第二県女二年西組―原爆で死んだ級友たち』
(ちくま文庫。日本エッセイストクラブ賞および
日本ジャーナリスト会議奨励賞受賞)、
『図書館の誕生―ドキュメント日野図書館の二十年』
(日本図書館協会)、『この国は恐ろしい国―もう一つの老後』
(農文協)、『ルポ 母子家庭  「母」の老後、「子」のこれから 』
(岩波書店)。
近刊として知の木々舎の中山士朗氏との往復書簡を
西田書店から刊行予定。

「2015年 『ヒロシマの少年少女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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