スペインレコンキスタ時代の王たち: 中世800年の国盗り物語

著者 :
  • 彩流社
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779122804

作品紹介・あらすじ

711年のイスラムの侵入から1492年のグラナダ開城まで
のレコンキスタ(国土回復運動)の内実を、
複雑に入り組んだ王家の争いと
“国盗り合戦”の果ての成果として描き出す傑作。

「800年にわたる王家」の系図と
各時代ごとの領土地図を付し、
紆余曲折のレコンキスタの実態と
イスラム側の姿をコラム(<イスラム風景>)で解説。
分かりやすいスペイン史。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトル通り800年の概要なのでレコンキスタの大まかな流れを知りたい向きにおすすめ。カスティーリャ目線が強く、13世紀以降のアラゴンの地中海進出の話やポルトガル史はほとんど取り上げていない。漫画『アルカサル』のネタ明かしもほとんどない。イスラム教国群についてはコラムでフォローしていて、キリスト教に寄りすぎないようある程度バランスをとり、スペイン万歳感が薄いのは好感。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

Kazuko Nishikawa.
にしかわ・かずこ
スペイン史著述家、
早稲田大学理工学部応用化学科卒。
著書に
『スペイン宮廷画物語
──王女マルガリータへの旅』
『スペイン十八世紀への招待
──宮廷画物語』
『狂女王フアナ
──スペイン王家の伝説を訪ねて』
『スペイン フェリペ二世の生涯
──慎重王とヨーロッパ王家の王女たち』
『スペインの貴公子 フアンの物語
──レパント海戦総司令官の数奇な運命』
『オペラ「ドン・カルロ」のスペイン史』
『ギター前史 ビウエラ七人衆
──スペイン宮廷楽士物語』
『宮廷人 ベラスケス物語』(以上、いずれも彩流社)
『スペイン謎解き散歩 中経の文庫』(KADOKAWA)
『スペイン レコンキスタ時代の王たち
──中世800年の国盗り物語』(彩流社)
『スペイン中世烈女物語
──歴史を動かす“華麗”な結婚模様』(彩流社)がある。

「2021年 『エル・グレコ祭壇画物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西川和子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×