発見! 不思議の国のアリス: 鉄とガラスのヴィクトリア時代

著者 :
  • 彩流社
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779123092

作品紹介・あらすじ

『不思議の国のアリス』の
物語とイラストをたどって見えてくる
ヴィクトリア時代の文化を解説!

【本書の特色】
★オールカラーで図版豊富!

★切手/時計/ロンドン万国博覧会/
フラワー・ショー……など、
テニエルのイラストから当時の文化を知る
新しい『アリス』の読み方!

★『不思議の国のアリス』のストーリーマップ、
ヴィクトリア時代の年表、ルイス・キャロルを知る
キーワードなど、内容盛りだくさん!

アリスファン
も楽しく学べる
一冊です!

オールカラーで見て楽しく、読んで発見! 中身をご紹介♪

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(1865)を繙いて
    その時代=ヴィクトリア朝(1837-1901)の英国の文物を
    概観しようという、図版満載の文化史の本。
    輸送機関の発達で人や物の移動がスピーディになり、
    工業化によって様々な品物が巷に溢れ始め、
    大きく変化した社会の只中に身を置いていた人々は、
    兎の穴に落ちたアリスのように「めくるめく」体験をしていたはずで、
    そんな情景・気分が伝わってくる、コンパクトだが中身の濃い一冊。
    ガラスの量産が可能になったことで、この時代に
    ウィンドウショッピングという愉しみが誕生した……等々、
    なかなかに目から鱗。
    「A Mad Tea-Party」という章題と本文の、
    訳者による日本語文の違いを比較するページも興味深い。
    ちなみに、脇明子先生の訳は「めちゃくちゃお茶会」、
    亜紀書房版で「気がふれ茶った会」と翻訳された高山宏先生は
    「テーブル・コーディネイター」(『アレハンドリア』p.113)
    においては「くるくるぱあティー」とお書きになっていた。
    「キ」で始まる Japanese four-letter word 回避作戦の凄さ(笑)!

全1件中 1 - 1件を表示

プロフィール

てらしま・さなえ
東京大学大学院 総合文化研究科・地域文化研究専攻
修士課程修了(2010年)。専門は英米の文化研究。
現在、日本女子大学兼任講師。
主な著書に、共著で
『映画で読み解く現代アメリカ―オバマの時代』
(明石書店、2015年)、
『エスニック研究のフロンティア』(金星堂、2014年)、
『アフリカ系アメリカ人ハンディ事典』
(南雲堂フェニックス、2006年)、
『カリブの風―英語文学とその周辺』
(鷹書房弓プレス、2004年) など。

発見! 不思議の国のアリス: 鉄とガラスのヴィクトリア時代を本棚に登録しているひと

ツイートする