ドン・キホーテのスペイン社会史

著者 :
  • 彩流社
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779127205

作品紹介・あらすじ

謎に包まれた偽作も生まれた世界的ベストセラーの背景!

本書は『ドン・キホーテ』誕生の歴史的背景とエピソード、
十六・十七世紀当時のスペインのひとびとが何を考え、何を食べ、
どのような暮らしていたのかを綴る。図版多数!

感想・レビュー・書評

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  • 『ドン・キホーテ』は児童向けに簡略化した本しか読んだことがなく、有名な風車に突進は知っていましたが水車にも突っ込みかけたとか色々とあったことを知りました。
    当時の人々の暮らし、食事から賃金まで色々と知ることができて面白かったです。

    セルバンテスが後編を出す前に偽物の後編が出版されるとか、当時の出版事情の滅茶苦茶さには驚きました。
    著作権の概念がない時代はこんなものだったのでしょうか…。

  • ●『ドン・キホーテ』に贋作があったのも知らなかったし、16世紀終わり頃のスペイン風俗史としてもなかなか楽しめた。

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著者プロフィール

いわね・くにかず Kunikazu iwane
1945年、兵庫県生まれ。神戸市外国語大学修士課程修了、
神奈川大学名誉教授。
著書に、
『贋作ドン・キホーテ  ラ・マンチャの男の偽者騒動 中公新書』
(中央公論社、1997年)、
『物語 スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代 中公新書』
(中央公論新社、2002年)、
『物語 スペインの歴史 人物篇  エル・シドからガウディまで
 中公新書』(中央公論新社、2004年)、
『スペイン無敵艦隊の悲劇  イングランド遠征の果てに』
(彩流社、2015年)があり、
訳書等に、
『名誉の医師』(カルデロン・デ・ラ・バルカ 著、訳註、
 大学書林、 1982年)、
『サラメアの村長』(カルデロン・デ・ラ・バルカ 著、訳注、
 大学書林、1982年)、
『人生は夢』(カルデロン・デ・ラ・バルカ 著、訳注、
 大学書林、1985年)、
『セビーリャの色事師と石の招客』(ティルソ・デ・モリーナ 著、
 訳注、大学書林、1986年)、
『復讐なき罰』(ローペ・デ・ベガ 著、訳注、大学書林、1986年)、
『シドの青春時代』(ギリェン・デ・カストロ 著、訳注、
 大学書林、1987年)、
『疑わしき真実』(フアン・ルイス・デ・アラルコン 著、訳注、
 大学書林、1988年)、
『ヌマンシア』(ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ 著、
 訳注、大学書林、1990年)、
『赤い紙』(ミゲル・デリーベス 著、彩流社、1994年)、
『バロック演劇名作集  スペイン中世・黄金世紀文学7』
(牛島信明責任編集、共訳、国書刊行会、1994年)、
『贋作ドン・キホーテ〈上・下〉 ちくま文庫』
(アベリャネーダ 著、筑摩書房、1999年)、
『異端者』(ミゲル・デリーベス 著、彩流社、2002年)、
『マリオとの五時間』
(ミゲル・デリーベス 著、彩流社、2004年)、
『La lengua de las mariposas 中級読み物 蝶の舌 詳細注釈付』
(共著、朝日出版社、2008年)、
『糸杉の影は長い』(ミゲル・デリーベス 著、彩流社、2010年)、
『落ちた王子さま』(ミゲル・デリーベス 著、彩流社、2011年)、
『新訳 ドン・キホーテ 【前編・後編】』
(セルバンテス 著、彩流社、2012年)、
『ラ・セレスティーナ  カリストとメリベアの悲喜劇』
(フェルナンド・デ・ロハス 著、アルファベータブックス、2015年)、
『アマディス・デ・ガウラ(上・下)』
(ガルシ・ロドリゲス・デ・モンタルボ 著、彩流社、2019年)、
『エスプランディアンの武勲  続 アマディス・デ・ガウラ』
(ガルシ・ロドリゲス・デ・モンタルボ 著、彩流社、2020年)、
等がある。

「2020年 『ドン・キホーテのスペイン社会史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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