社会のためのデモクラシー;ヨーロッパの社会民主主義と福祉国家 (かわさき市民アカデミー双書6)
- 彩流社 (2019年10月29日発売)
本棚登録 : 10人
感想 : 2件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779150715
作品紹介・あらすじ
篠原一先生指導の
認定NPO法人かわさき市民アカデミーで開講された
政治・社会講座、連続講義の書籍版!
ワーク・ライフ・バランスの進んだオランダ、
性別や障害による不平等を作らない北欧、
経済だけでなく生活の質や環境の先進国でもあるドイツ。
そのようなイメージを持つこれらのヨーロッパ諸国に共通に
みられるのは、社会民主主義の政治の存在感です。
ところが戦後のヨーロッパ福祉国家をリードした社会民主主義は、
今日のグローバル化の中で国際競争、財政危機、
資本と人の移動(移民)によって大きく揺さぶられています。
それでも社会民主主義政党は依然として、多くのヨーロッパ諸国の
二大政党の一角として責任を担っています。
このヨーロッパの経験――そこには理想的なサクセスストーリー
だけではなく、難題やジレンマがあることでしょう――から
日本が学べることは何でしょうか。――(「まえがき」より)
感想・レビュー・書評
-
ヨーロッパ政治の基礎的な知識が詰まっている本。
北欧は福祉、オランダでは労働、ドイツでは経済を中心に各国における政治事情を取り扱っている。印象的であったのはヨーロッパとしてひとくくりできない点がある。ヨーロッパでは日本よりも男女格差がなかったり、福祉が充実していると言われるが、実際本当に徹底しているのは北欧くらい。その北欧ですら福祉政策が機能しないこともあり、負の側面も説明している。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東2法経図・6F開架:312.3A/O24s//K
全2件中 1 - 2件を表示