ソーシャルメディアの罠 (フィギュール彩)

著者 : 宮田穣
  • 彩流社 (2015年6月2日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779170300

作品紹介・あらすじ

●便利だけれど、使い方を間違えると、とんでもない事態が生じてしまう!
危険なスマホ問題はどこにある?
●スマホの利便性が高まるにつれて、LINE やTwitter、Facebook などのSNS
(ソーシャルネットワークサービス) は、あらゆる世代を席巻している。
大人が使っても問題は生じるのに、ましてや分別がつけづらい
中高生、大学生などが手にしたらどんなことが起こるのか、
そして、すでに起こっているのか?
●本書では、コミュニケーション学で日本で初めて博士号を取得した著者が、
自分の勤務校である女子大を例にとりながら、あらゆるサンプルを集め、
ソーシャルメディアに潜む罠を平易な言葉で分かり易く解説します。
「本書を通して、子どもや若者のスマホ利用に頭を悩ませている
保護者や教員の方々、ビジネス現場で部下や同僚とのコミュニケーション・
ギャップに頭を抱えている多くの管理職の方々など、
日々コミュニケーションに苦労されているみなさんの気持ちが整理され、
少しでもすっきりされることを願っている。
そして、本書で述べる「コミュニケーション作法」への考え方に
共感していただき、その考え方に基づき、現実的に何がしかの
お役に立てれば、著者として望外の幸せである。
(「はじめに」より)

ソーシャルメディアの罠 (フィギュール彩)の感想・レビュー・書評

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  •  便利さゆえに「検索癖」が日常的な無意識行動になることで、その受け入れスタイルは完成する。しかし考えてみれば、なんでもすぐに検索し、スマホが体の一部にすらなっている大学生は、決して情報リテラシーが高いわけではない。長時間テレビを見続けているヘビーユーザーが、情報リテラシーが高いとは限らないのと同様に、逆に情報感度や情報耐性が著しく低下していると考えたほうが、リアリティがあるだろう。(pp.38-9)

    ・自分がインターネットで費やす時間のために失いつつあるものを知る
    ・オンラインにいる時間を計る
    ・時間管理法を使う
    ・実生活のなかで支援を見出す
    ・自分が嗜癖になったきっかけを探す(p.87)

     広報を通して見えるコミュニケーション
    ・多様な相手に応じて、コミュニケーションのやり方をうまく工夫すること
    ・常に誤解がないよう正確なメッセージや内容を届けるよう工夫し、可能な限り相手側の理解のブレを小さくすること
    ⇒信頼関係の構築=広報の目的。信頼関係の継続にも影響。(pp.110-1)

     「情報の人肌感」というものは、その情報に送り手らしさや、特別な思い、いわれや過去の経験などを付随させることによって、受け手に対して親しみを伝えたり、正直さ、そして信頼感を付加したりすることにつながっていると考えている。(p.142)

     大切なことは、現在「毒」を含んだ情報が、インターネット上に限らずどんどん増えており、かなり意識して取捨選択していかないと「毒」が回り過ぎてしまうということだ。情報量が増えること、選択肢が果てしなく増えていくことを、全く疑問を持たず良しとする人もいるが、人間という生き物の器や処理能力に限界があることを忘れてはならない。とくに、年齢が上がっていくにしたがって、本当に必要だと思われる情報はどんどん限られてくる。情報のダンシャリは、まず行動しながら考えることが現実的だと思っている。(pp.157-8)

     友達とは、もともと縁に支えられた限られた存在であり、信頼関係を継続的に築いていくことを考えれば、増やすことにあまり意味はないということだ。単純に、縁として生まれた関係を、続けていくか、やめたいかを判断するだけで良いと思っている。(p.161)

     「絆」によってつながり続けることは、そこからなかなか逃れられないことでもある。「絆」という言葉の別の側面に、馬車につながれた馬の「くびき」の意味があるように、縛られることの息苦しさも併せ持っている言葉であることも、知っておく必要がある。(中略)「絆」とか、「つながる」とかの言葉は二面性を内在させており、その一面だけを強調したり、持ち上げたりし過ぎると、偏った見方に支配されたり、大勢に流されやすくなったり、思わぬ誤解につながったりと、困った状況を招きかねないということである。(pp.163-4)

  • 【新着図書ピックアップ!】危険性を感じてはいるものの、便利さに惹かれて、ついつい使ってしまうSNS。その裏には多くの落とし穴が隠されています。本書は、身近な例をもとに、SNSについてわかりやすく解説しています。
    [New Book!] Although we feel the danger of SNS, we use it a lot for convenience. This book clearly explains the pitfalls of SNS.

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