1979年の歌謡曲 (フィギュール彩)

  • 彩流社
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779170386

作品紹介・あらすじ

1979年(昭和54年)の歌謡界は、
「ニューミュージックと歌謡曲の一年戦争」という感じの、混沌とした
空気感が漂っていた。
ピンク・レディーはこの年に完全に奈落の一途をたどり、
山口百恵は三浦友和と交際宣言、沢田研二も明らかに過渡期に突入。
この年はアイドル最弱時代で、特にジャニーズ系は影も形もない。
そしてその間隙をぬって登場したゴダイゴ、オフコース、そして
サザンオールスターズら、歌謡曲のアンチとしてのニューミュージック!
そんなこの年の魔訶不思議な音楽シーンを通して、昭和の歌謡曲を振り返る。

この年に発売された楽曲60曲の批評、オリコンでの最高位、
年間ランキングなどのデータの他、
「名曲度」と「79年象徴度」を5点(5つ星)満点で採点!
      《紹介する楽曲》(一部)
♪沢田研二『カサブランカ・ダンディ』
♪西城秀樹『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』
♪桜田淳子『サンタモニカの風』
♪山口百恵『しなやかに歌って』
♪松山千春『窓』
♪ゴダイゴ『ビューティフル・ネーム』
♪アリス『夢去りし街角』
♪甲斐バンド『感触(タッチ)』
♪八代亜紀『舟唄』
♪郷ひろみ『マイレディー』
♪さだまさし『関白宣言』
♪海援隊『贈る言葉』
♪シーナ&ザ・ロケット『ユー・メイ・ドリーム』
♪オフコース『さよなら』
♪矢沢永吉『I say Good-bye, So Good-bye』
♪浜田省吾『風を感じて』…ほか

1979年の歌謡「人」として阿久悠、筒美京平等も批評する。

感想・レビュー・書評

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  • ブログ「昭和歌謡スナック~夕子」
    http://yuco70.blog.fc2.com/blog-entry-200.html

  • 『1984年の歌謡曲』があまりにも面白かったので直ぐ様に此方を手に取り走るように読み進める。

  • 1979年の歌謡曲。
    内容そのまんまのタイトルです。
    それほどターニングポイントになった年だったんでしょうか。リアルタイムで経験したのですが、ピンと来ません。ただ、解説されている楽曲はどれもとても良く覚えています。「思い過ごしも恋のうち」はクラブの夏合宿の余興で一回生全員で歌いました。
    サザンがザ・ベストテンで曲の合間に「ノイローゼ、ノイローゼ!」と叫んでいたのを覚えています。しかし楽曲を見ているとホントに一昔前だな、と思います。懐かしいの一言ですね。
    次は何年を描いてくれるんでしょうね。

  • 『阿久悠が追い詰められた年』分析が面白かった。歌謡曲とニューミュージックの分水嶺。
    1979年は小2〜3だったがほとんどの曲が頭に浮かぶ。老若男女が「うた」を共有できた時代の終焉。

  • 文字通り、1979年にリリースした曲を丹念に分析した一冊。

    自分が1979年の曲に疎いので全ての曲はわからなかったものの、80年代に向けてのJ-POPの転換期だということは理解できた。

  • 待望の本。他に1984年も読んだが、ぜひ他の年も書いてほしいと切望する。

  • おそらく現在最強の昭和末歌謡曲解説者、というか歌謡曲歴史家。80年突入直前の音楽芸能界をなんにんかのキーパーソン、特に阿久悠先生を中心に見る、みたいな。とてもおもしろく勉強になった。もっとも好みは私とはずいぶんちがうが、このころの歌謡曲の1年というのはものすごく密度が高いねえ。

  • スージーさんによる、音楽批評。
    1979年という1年にスポットライトを当て、
    そこが歌謡曲がニューミュージックに
    推移して行く転換の年であると言う。
    文章力も巧み、かつ(自分が10代のころに
    聞いたという実体験を通して)音楽知識にも
    精通している。これからが期待の書き手!

  • 1979年の記憶はないけど、知っている曲が沢山あった。この次の年からアイドル黄金期が始まるのが面白い。読み易く面白かったので、この先の80年代の音楽シーンについても書いて欲しいな~。

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著者プロフィール

スージースズキ
1966年、大阪府生まれ。音楽評論家。
著書
『チェッカーズの音楽とその時代』
(ブックマン社、2019年)、
『いとしのベースボール・ミュージック  野球×音楽の
素晴らしき世界』(リットーミュージック、2019年)、
『イントロの法則 80's 沢田研二から大滝詠一まで』
(文藝春秋、2018年)、
『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』
(マキタスポーツ×スージー鈴木、KADOKAWA 、2018年)、
『サザンオールスターズ 1978-1985 新潮新書』
(新潮社、2017年)、
『1984年の歌謡曲  イースト新書』
(イースト・プレス、2017年)、
『1979年の歌謡曲 フィギュール彩』(彩流社、2015年)、
『【F】を3本の弦で弾く ギター超カンタン奏法
シンプルなコードフォームから始めるスージーメソッド』
(彩流社、2014年)。
ウェブ連載
「水道橋博士のメルマ旬報――1984年の歌謡曲」
「東洋経済オンライン『月間エンタメ大賞』」
「80年代音楽サイト『Re:minder』」など。

「2019年 『80年代音楽解体新書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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