神と仏の倫理思想: 日本仏教を読み直す

著者 :
  • 北樹出版
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779301865

感想・レビュー・書評

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  • 小さい頃、葬式でなぜお坊さんが肉を食べるのか疑問に思ったことがあった。

    この本では、日本仏教の特色として、僧の戒律が機能しなかったことを挙げ、その理由を「単に日本の僧が堕落しているといったこと」ではなく、「日本では仏教集団が社会から自立した集団となりえなかったこと」を意味している、と述べている。

    これを見て、自分が疑問に思ったことがすっきりした。

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著者プロフィール

吉村 均(よしむら・ひとし):1961年東京生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員(DC)を経て、現在、公益財団法人中村元東方研究所専任研究員。横浜市立大学・東洋大学・明治学院大学・東京女子大学非常勤講師。専門は日本倫理思想史、仏教学。著書『空海に学ぶ仏教入門』『チベット仏教入門』(以上、ちくま新書)、『神と仏の倫理思想〔改訂版〕』(北樹出版)など。

「2023年 『日本人なら知っておきたい日本の伝統文化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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