ガールズ・メディア・スタディーズ

  • 北樹出版 (2021年6月21日発売)
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感想 : 9
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  • 本 ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779306587

作品紹介・あらすじ

女の子たちはどのように表象され、そして今、自らを表現しているのか?広告、映画、音楽、メイド喫茶、援助交際、ダンス、ファッション、アート、zine、社会運動のテーマから社会に新たな視座を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 第3波フェミニズム「ガーリーカルチャー Gily Culture」は「若者の自己発信文化」とされています。なかでも重要な役目を担ったのが、「ZINE文化」、いわゆる同人誌文化。

    1990年半ば、アイルランドを舞台にした映画『恋人はアンバー』では、レズビアンの女の子が「ZINEをつくりたい」と言うシーンがあります。

    アフターコロナの動向として、「ZINE文化」、リトルプレス出版、文学フリマ等が盛り上がっていると言われていますが、はたして?

  • 学生向けの教科書として書かれたとのこと。読みものではなく教科書なので、ちょっと読むのにパワーが必要。
    ジン・カルチャーについて知りたかったので、まずはその関連を拾い読み。寡聞にして知らなかった「Bガール」や「制服少女」論も興味深く読んだ。
    参考文献の記述がとても丁寧。いくつかメモ。

  • 女の子たちがメディアでどのように描かれているか、女の子たちがメディアをどのように使いこなしているか、の2本立てで構成されているメディア論の教科書。書かれている内容が章ごとにちょっとバラバラな印象。調査分析している章もあれば、筆者がこれまで携わってきた活動を紹介する章もあったり…。でも、他の本ではあまり紹介されていないような文献がたくさん紹介されているので、レポートや卒論のテーマ設定や計画を立てるときに手に取ってみるといいかな。

  • 女の子表象研究として。中村のメイドカフェ研究がおもしろい

  • 2021年度第2回見計らい選定図書
    http://133.11.199.94/opac/opac_link/bibid/2003566072

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPAC↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/646200

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000054111

  • ジェンダーとメディアについての最も新しい傾向を書いた本である。教科書ばかりでなく、ジェンダーについて卒論を書きたい人のテーマを与えてくれる本となるであろう。 
     初学者には少し難しいかもしれないが、読むとそれだけ身につく本である。
     9人と多くの著者が記載しているが、それだけ様々な領域の研究があるので卒論修論研究の参考になるはずである。

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著者プロフィール

東京大学大学院情報学環教授。専門はメディアテクノロジーと文化、現代フェミニズム理論、カルチュラルスタディーズなど。著書に『オタク文化とフェミニズム』(青土社)、『メディア文化とジェンダーの政治学』(世界思想社)、編著に『ガールズ・メディア・スタディーズ』(北樹出版)など。

「2024年 『選挙との対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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