愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ

著者 :
  • ライブドア パブリッシング
3.69
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本棚登録 : 42
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779400339

感想・レビュー・書評

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  • すきな本のひとつ。
    メッセージ性のつよい作品。

  • あたしの好きな本のひとつです。でもあまりおすすめはしていません。
    この作品は少し同性愛要素も入っているので苦手な方は注意した方がよろしいかと。

    出版社/著者からの内容紹介
    自殺した元恋人の部屋で、「私」は地図の描かれたメモを見つける。地図を頼りに辿り着いたのは、スラム街にある一軒のアパート。住人たちが職業としているのは、個室で客の「告白を聞く」という商売だった。聞き屋となった私は、住人のひとり「イップ」との恋に落ちる。しかし甘い生活は長く続かない。街には葬列、追いかけてくる過去、恋人の秘密。数々の謎はある夜に起きた爆弾テロに収束し、物語はクライマックスを迎える。「私」が辿り着いた究極の愛の姿とは。

    とりあえず琴音さんの文章の書き方が好きです。
    雰囲気が好き。

    たまに微グロ表現が入っています。
    そこも魅力的です。

    ラストには賛否両論あるんですが、あたしはあのラストが好きです。というかあたしは批評とかできないのでなんとも言えませんが。

  • 作品としては素晴らしいと思うのですが、個人的に余り好きになれませんでした。矛盾してるっぽいけど、本音。

  • 新聞で紹介されてたのをみて読んだんですが、すごく綺麗なおはなしでした。たぶん言葉じゃ紹介できないおはなしだと思います。

  • 受賞辞退の話題が先行しているが、この作品には、そのようなゴシップは似つかわしくない。それほど、静謐で、繊細な小説である。
    音楽のフーガ形式に則って、物語は進行していくが、そこにあるのは、痛々しいまでに傷ついた作者の魂であり、それでも、なお、言葉によって救われようとする美しく静かな祈りである。描かれる愛は、どのエピソードも物悲しい。といって、退屈であると言う意味では、全くない。むしろ、時を忘れて読み耽る小説である。
    作者特有の世界観は、この世界への回路を持っていない人間には、薄く、作り物めいて見えることだろう。だが、この世界観を理解できる者にとっては、触れられるほどにリアルな世界である。魅力的なキャラクターと伏線を多用したストーリー展開は見事であるが、特筆すべきは、彼女の言語感覚であろう。
    書評家の友人は、宝石を散りばめたようだ、と語ったが、作者は、きらめく言葉を自在に操る。この小説の前には、私の言葉は、数千重ねても無力である。ただ、そこに現在している。それだけで、奇跡のように素晴らしい書であると言える。

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