経済政策形成の研究: 既得観念と経済学の相克

  • ナカニシヤ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779501968

作品紹介・あらすじ

「反経済学」的発想にもとづく政策が支持されるのはなぜか。「良い政策」を実現されるには、何が必要なのか。経済政策形成における「観念」の役割に注目し、そのメカニズムを解明。実証的・実践的「経済政策学」の確立を目指す。

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  • <a href="http://d.hatena.ne.jp/kuma_asset/20071115/1195139109">今年の10冊 - ラスカルの備忘録</a>より

  • 『経済政策形成の研究――既得観念と経済学の相克』

    【版元】
     執筆者:
    浜田 宏一
    若田部昌澄
    中村 宗悦
    田中 秀臣
    浅田統一郎
    松尾 匡

    ジャンル テキスト
    経済・経営 > 経済学
    出版年月日 2007/09/01
    ISBN 9784779501968
    判型・ページ数 A5・336ページ
    定価 本体3,500円+税

     適切な政策の実現を阻むものは何か。
     「良いデフレ論」「構造改革主義」「金本位心性」……。「反経済学」的発想にもとづく誤った政策が繰り返し支持され,実現されるのはなぜか。適切な政策を実現するためには何が必要なのか。それを阻むのは何か。経済政策形成における「観念」の重要性に着目し,そのメカニズムを理論的,歴史実証的に解明。適切な政策実現のための、実証的・実践的「経済政策学」の確立を目指す。
    http://www.nakanishiya.co.jp/book/b134491.html

    【簡易目次】
    序章 経済政策はどう実現するのか――――野口旭

    第I部 経済政策の経済学
    第1章 経済政策における既得権益と既得観念――野口旭・浜田宏一
    第2章 経済政策における知識の役割:思想,政策,成果――若田部昌澄

    第II部 歴史からの照射
    第3章 松方財政期における幣制改革論:金本位制と清算主義的政策思想――中村宗悦
    第4章 デフレをめぐる既得観念と経済政策:昭和恐慌と平成大停滞の経験から――野口旭・浜田宏一
    第5章 笠信太郎と三木清:構造改革主義の一起源――田中秀臣
    第6章 平成デフレをめぐる政策論議:インサイダーの視点から――浜田宏一

    第III部 経済学における「共通の知見」をめぐって
    第7章 デフレ不況と経済政策:実践的マクロ経済学としてのケインズ経済学の立場から―――浅田統一郎
    第8章 「経済学的発想」と「反経済学的発想」の政策論:マルクス経済学から――松尾匡

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著者プロフィール

[現職]専修大学経済学部教授。[専門]国際経済,経済政策,経済理論史。
『経済政策形成の研究―既得観念と経済学の相剋』(編著)ナカニシヤ出版,2007。『グローバル経済を学ぶ』ちくま新書,2007。『エコノミストたちの歪んだ水晶玉―経済学は役立たずか』東洋経済新報社,2006。『昭和恐慌の研究』(共著)東洋経済新報社,日経・経済図書文化賞,2004。『経済論戦―いまここにある危機の虚像と実像』日本評論社,2003。『ゼロからわかる経済の基本』講談社現代新書,2002。『構造改革論の誤解』(共著)東洋経済新報社,2001。『経済学における正統と異端―クラシックからモダンへ』(共編)昭和堂,1995。

「2012年 『変貌する現代国際経済』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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