組織は人なり

制作 : 野中 郁次郎  野中 郁次郎  東京電力技術開発研究所ヒューマンファクターグループ 
  • ナカニシヤ出版
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本棚登録 : 122
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779503832

作品紹介・あらすじ

いまこそ、人間を人間らしく尊重し、かつ組織の社会的な存在意義を追及し、公共善を基盤とするような経営のあり方が求められている-人に立脚した人間主義的な経営のあり方について、経営学の理論を分かりやすく紹介し、ケースもふんだんに論じながら解説。これからの組織経営の基本的な考え方を学ぶための、恰好のガイドブック。

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすい文章。経営とは、組織とは。これらを考えるには、もってこいの書。

  • 組織経営の基本的な考え方を、5章それぞれにある「理論」「ケース」「ブックガイド」「学説」によりわかりやすく学べるガイドブック。
    「組織は人なり」は昔から聞くが、実際の職場では効率化とかエビデンス等々、人を度外視した無機質な言葉をよく聴く。そしてそれらの言葉は必ずしも経営上うまく機能していないようだ。
    「人間とは、経験を積み重ねがら未来を創造していくものであり、組織とはその協働の総体である(p183)」
    5年半前に初めて本書を読んだ時より、今回はより多くの共感があった。少なからず経験を積み、組織のあり様を意識する立場になったからかもしれない。

  • オムニバス形式でその全体を野中郁次郎が監修するといったもの。リーダーシップに関して言及している。最も学んだことは、リーダーは組織メンバーの共感を得なければならないということ。
    他の組織論に関する書籍や著名な学者を紹介してくれているので、好奇心はそそられた。

  • 短い文章の中に示唆に富むものがある。

    本書の成り立ち

    ストーリー、業務の概観、役割分担、情報整理(共有化)、多様化+能動的な取組

    1.判断基準をもつ
    2.共感を生成する
    3.洞察力を磨く
    4.相互変換能力を高める
    5.政治力を使う
    6.継承する

    個別に理念をつくってみる
    組織が求めるリーダーシップを考えてみる

  • 野中郁次郎『経営は哲学なり』は震災復興を論及。リーマンショックからの復興を論じた前作を凌駕!

  • デール・カーネギーは、鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーと混同される
    エーザイ 日本衛材
    藤沢武夫 経営に終わりはない

  • 人に困ったらココに帰る

  • 楽しめる仕事の条件:
    ・変化に富むこと
    ・適切で柔軟な挑戦
    ・明確な目標
    ・直接的なフィードバック

    人間にとって成功とは何だろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか努力したかどうか、ではないだろうか。
    出生したいと思って厭らしい人間になってしまうよりも、自分は出世なんてどうでもいいと思ってしまえば、逆にそれが魅力的な人間になってくる。

    リーダーは組織が進むべき方向を明確にするために組織の目的とビジョンに対する理解を共有しようとする。

    辺境のスペシャリストになる。

    人を動かす原則
    ・批判も批難もしない。苦情も言わない。
    ・率直で誠実な評価を与える。
    ・強い欲求を起こさせる。

    コンセプト化するとは、新しい視点からモノやコトを生み出すための概念、フレームワークを構築することである。コンセプトを作るには、それまで見出されていなかった新たな関係性に光をあて、それによってそれまでの構造を新しく造り替えていく試みが求められる。
    革新的な発明発見や仕組みなどは、このような新しいコンセプトから導かれる。コンセプトを導き出す手法は様々であるが、共通してるのはひたすら考えることである。具体的には、場を通じた知識の相互作用、たとえばブレーンストーミングなどのほかにKJ法などのような知識導出と統合の手法が用いられる。

  • 東京電力ヒューマンファクターグループによる経営組織論の入門書.

    動機として,07年の新潟地震時において柏崎・刈羽原子力発電所が激しい揺れにみまわれた.その際に,原子力発電所は安全に停止することができ,災害につながることはなかった.しかし,消化の遅れや地元への連絡や,マスコミ対応の不備などの問題により,国民に不安を抱かせることになった.
    このことについて,設備自体に工学的な問題がなかったものの,組織としての危機管理のあり方,組織上の対応が後手にまわったため,今後このようなことがないため,経営組織学の重要性に気がついた(p.247).

    内容は経営組織学の基本的な考え方を理論,ケーススタディ,ブックガイドそして学説という順番で説明している.

    本書を読んでも,具体的な行動をすぐに実行することはできないが,優れた組織が有する特徴を学ぶことができ,今後のビジネスにプラスアルファを与えてくれそうな内容である.

  • 中身がペラペラ。ブックガイドが付いてたので、まあ全く価値がないわけではないけど...
    とは言え、2,200円は高すぎ。本ほど、値段と価値にギャップがあるものもないよな。

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プロフィール

野中 郁次郎(ノナカ イクジロウ)
一橋大学名誉教授
1935年東京都生まれ。58年早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造勤務の後、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてPh.D.取得。南山大学経営学部、防衛大学校、北陸先端科学技術大学院大学各教授、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院ゼロックス知識学特別名誉教授を経て、現在、一橋大学名誉教授、早稲田大学特任教授、日本学士院会員。知識創造理論を世界に広めたナレッジマネジメントの権威。2017年カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクールより「生涯功労賞」を受賞。主な著書に『組織と市場――組織の環境適合理論』(千倉書房)、『失敗の本質――日本軍の組織論的研究』(共著、ダイヤモンド社)、『知識創造経営のプリンシプル』(共著、東洋経済新報社)、『知的機動力の本質』(中央公論新社)、The Knowledge-Creating Company(共著、Oxford University Press)、Managing Flow(共著、Palgrave Macmillan)などがある。

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