グローバル時代の難民

著者 :
  • ナカニシヤ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779508936

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6階開架:369.3A/Ko38g//K

  • 難民の状況と、UNHCRや国際社会の対応の過去から現状までを取り扱った一冊。分量は多くないけれど、内容は結構詳細で読むのにある程度時間はかかります。
    いろいろな実践や見当が行われてはいるものの、こうすればうまく解決する、という回答(そういうものがあるのかどうかもよくわかりませんが)はなかなか見つからないんだなと改めて感じました。とくに、いまヨーロッパで見られているような、いろいろな意味での庇護国の国民感情という問題、どううまく難民を保護し、国民とうまくやっていけるようにするか、という点が一番難しいという印象を受けました。
    また庇護の負担がやはり明らかに一部の国に偏ってしまっているので、日本ももっと寄与できればいいのにと改めて感じました。

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著者プロフィール

大東文化大学名誉教授。専攻、難民・強制移動研究。1973年東京外国語大学卒業、1977年同大学院修士課程修了。その後、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)タイ駐在プログラム・オフィサー、英オックスフォード大学難民研究所客員研究員、スイス・ジュネーヴ大学国際関係高等研究所客員研究員、大東文化大学国際関係学部教授などを経て、同大学名誉教授。著書に『彷徨するグローバル難民政策――「人道主義」の政治と倫理』(日本評論社)、『変貌する「難民」と崩壊する国際人道制度――21世紀における難民・強制移動研究の分析枠組み』(ナカニシヤ出版)ほか。編著に『「難民」をどう捉えるか――難民・強制移動研究の理論と方法』(慶應義塾大学出版会)ほか、がある。

「2023年 『「難民」とは誰か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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