世界の手触り―フィールド哲学入門

制作 : 佐藤 知久  比嘉 夏子  梶丸 岳  菅原 和孝  池澤 夏樹  佐野 文哉  田中 雅一  大村 敬一  風戸 真理  松嶋 健  春日 匠  森下 翔  大澤 真幸  鷲田 清一 
  • ナカニシヤ出版
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本棚登録 : 16
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784779509100

作品紹介・あらすじ

多様な領域を横断し、「他者」とともに考える、フィールド哲学への誘い。菅原和孝×池澤夏樹、菅原和孝×鷲田清一対談収録。

感想・レビュー・書評

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  • 文化人類学者・菅原和孝の定年退職記念の刊行物。「フィールド哲学」の提唱者らしいが、素人には文化人類学のフィールドワークと区別がつかない。また、お弟子さん達の文章が続くんだけど、菅原氏のSF 作品があるらしく、ソレが論じられてる。でも…未読の身にはちと辛い。また、幾ら文化人類学の対象にサブカルとかもアリとは言え、退官祝という性質上、緊縛ってのはいかがなものか(笑)
    池澤夏樹との対談、面白くなってきたところで紙幅の都合…となり、肩透かし。
    ただ、自分の体験を、小説家は「自分にしか価値のないもの」とみなすことはあっても普遍性を持たせることがないのに対して、学者は「同じ状況下ならこういうものだ」と一事例に還元するってとこ、成程ねと思った。

    あと、佐野文哉氏の文章は、どこかでちゃんと読みたいと思ってた「シムコムは日本語であって手話じゃない」を思い出させてくれた。

  • 人類学者でありフィールド哲学を提唱した菅原和孝氏とその門下生らによる対談・論文集。

    哲学的要素に裏打ちされた記述や個人的な告白があることによって、人類学のイメージ=遠い場所で起こった「私」と関係ない文脈が続く感じがみごとに払しょくされているように思われた。

    まさに『自分にとって当たり前だと思って意識していなかった初期設定に気づかされる』ことの意味合いが増す現在において、『ここでも人類学ができる』ことを示してくれる本。

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