女子力で読み解く基地神話

  • かもがわ出版
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本棚登録 : 13
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784780308570

作品紹介・あらすじ

もう許せない。もう我慢できない。伝えなきゃ。守らなきゃ。家族を抱え、子を抱えて髪を振り乱して走ってきた日々が、この対談にはぎっしり詰まっている。繰り返される女性の基地被害、基地問題への偏見と無関心、意外と明るいたたかいの現場…二人の女性ジャーナリストが沖縄と本土の複眼で迫る痛快対談。

感想・レビュー・書評

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  • 対談形式で読みやすい。
    沖縄の痛みを感じる。

  • 9月1日発行。出版社HPには、「二人の女性ジャーナリストが、沖縄と本土の複眼で、沖縄神話とも言える疑問を解明し、基地問題の真実を語り尽くす、目からウロコの痛快対談」と紹介されています。

    今月沖縄に行くにあたり、今の状況をリアルにつかみたいと思いから購入、対談集という読みやすい設定もあり2日間で読み終えました。

    基地被害、報道されるのは氷山の一角。
    日常化している表に出ない女性の被害が多数。
    性暴力に対する軍隊の根が深い。
    オール沖縄、出身も主張も違う人の集まり。腹八分でなく腹六分、違いは違い。
    「沖縄に新たな基地は作らせない」という一点で結束している。
    たたかう現場の様々なドラマ。
    勝つ方法はあきらめないこと。
    折り合いをつけてきた人たちの心の底にあるもの。
    「ちむぐりさ」という言葉の深い意味。
    アメリカの戦略、無条件に受け入れる日本政府の態度
    在京メディアの報道に現れる沖縄に対する無理解、等々。

    向き合わないといけないことをたくさん投げかけられた感じです。またオール沖縄の意味をもっと深く知りたいと思いました。
    「無意識の共犯者」にならないよう、今自分ができることをしっかりやっていきたいと思います。

    ぜひとも多くのみなさんに読んでほしい一冊です。

    目次
    序 章
    私にとっての沖縄

    第1章
    基地被害「怒りは限界を超えた」
    1、また基地があるゆえの被害者が
    2、日常化している表に出ない女性の被害
    3、沖縄少女暴行事件が発端となって

    第2章
    普天間・辺野古の20年とオール沖縄
    1、普天間・辺野古問題の20年
    2、政府の和解案受け入れをどう見るか
    3、辺野古・高江のたたかう人々
    4、勝てないとわかっていても引き継がれた沖縄のたたかい
    5、沖縄の記録、沖縄の哲学

    第3章
    宮古島への自衛隊配備と米軍戦略
    1、宮古島への自衛隊部隊配備の現状
    2、「抑止力」という神話
    3、沖縄戦の歴史から学ぶ
    4、忘れてはいけない、加害国・日本

    第4章
    沖縄基地神話と沖縄・在京メディア
    1、「基地で食っている」という神話
    2、「反対派と賛成派がいる」という神話
    3、沖縄メディアと在京メディアを検証する

    おわりに

    対談を終えて

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著者プロフィール

ジャーナリスト、映画監督。元琉球朝日放送(QAB)アナウンサー。毎日放送をへて95年のQAB開局からキャスターを務める。2012年の監督作品「標的の村」が反響を呼び、劇場映画として公開。キネマ旬報文化映画部門1位、高円寺ドキュメンタリーフェスティバル大賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭監督協会賞・市民賞など17の賞を獲得。2014年にQABを退職、新作「戦場ぬ止み」を今年7月に公開予定。

「2015年 『戦場ぬ止み(いくさばぬとぅどぅみ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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