古文書を楽しく読む! よくわかる「くずし字」 見分け方のポイント 新版 (コツがわかる本!)
- メイツ出版 (2019年11月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784780422627
作品紹介・あらすじ
江戸を中心に古文書の解読のポイントを
写真や図を交えた解説で紹介。
入門の位置づけの本でとっつきやすい内容も掲載。
動画解説で人気の講師が教える、
いちばんわかりやすいくずし字入門 !
ゼロからでもわかりやすい !
この一冊で始める ! !
平仮名を読みこなすコツを徹底解説
● どうして読めないか
● 五十音別解説
● 続き字の攻略
● 文献にチャレンジ
最もわかりやすい入門書を目指して
基礎の基礎から学べる本をつくりたい。
それが本書の企画意図である。
もちろん最低限のことは覚えなくてはならないが、
攻略のコツさえつかめば進歩は意外に早い。
ネット講座 「 くずし字を解説しよう! 」が
大人気の齋藤均先生のご協力のもと、
基礎の基礎にこだわって効率よく学べるポイントをまとめてみた。
くずし字の読みこなしはパズルや暗号解読に似ている。
のたくった謎の筆文字が意味のある言葉に
変わる瞬間は快感といっていい。
中高年の方には格好の脳トレにもなってくれるだろう。
本書は基礎の基礎という観点から、
平仮名の読解にテーマを絞った。
平仮名が読めるようになれば、
漢字にルビが振られた江戸期の
庶民向けの文書なら十分こなせる。
また漢字が混ざった古門書の読み取りにも自ずと道が開けるはずだ。
くずし字では一つの音にいくつもの種類( 異体字 )が設定される。
本書では異体字の数が限定されてくる江戸時代のものを中心に、
比較的登場頻度が高いものを齋藤先生にセレクトしてもらった。
なお異体字のパターンは、書道家の樋口英一氏に書き起こしていただいた。
読めると、文字を介して昔の人とつながれるなど
人生を豊かにしてくれる面もあるが、
それ以前に他人に真似できない知的な行為であり、
特技として人にほこっていいことだと思う。
この本で、あなたもくずし字マスターを目指そう。
※ 本書は、2017年発行の『古文書を楽しく読む! よくわかる「くずし字」見分け方のポイント』の新版です。
感想・レビュー・書評
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くずし字をどうして読めないか、から始まり、歴史的仮名遣い、くずし字の元の漢字の紹介があり、とてもよくわかった。
習得用のドリルは、今後何度もやってみようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古文書の通信講座を始めたのだが、予備知識を持たない状態からでまったく歯が立たない。そこで購入した1冊。
変体仮名の読み方のコツが書かれており、練習問題が豊富なのもいい。これを1回やるだけでも仮名はけっこう読めるようになるのではないか。最後の国芳の錦絵の文字が、文脈が追いやすい文章だったこともあるが、比較的スラスラと読めて楽しかった。馴染みの物語や随筆の一部が読めるようになるのもワクワク。百人一首の札の文字が読めたのも感動。
早く読みたくてKindle版を買ったのだが、やはりこういう手習い本は、書き込みができる紙版のほうが使いやすいのかもしれない。スマホのKindleアプリで開けるので、巻末の仮名リストをすきま時間に復習できるのは便利。 -
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https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1334689