日本庭園のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 鑑賞のコツ超入門 新版

  • メイツユニバーサルコンテンツ (2025年1月18日発売)
1.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 47
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784780429824

作品紹介・あらすじ

★ 鑑賞にやくだつ「全国日本庭園MAP」つき

★ 浄土式、枯山水、書院造…時代で変わる鑑賞のコツ

★ 野原の小川を示す「遣水」、
  あの世を託した「中島」、
  結界の役割を持つ「橋」…
  構成要素の鑑賞のコツ

★ 庭園の歴史と変遷、構成要素に託された意図を
  写真と平易な解説で。
  奥深い庭園の世界にご案内します。


◇◆◇ 著者からのコメント ◇◆◇

「庭」とは、古くは祭祀や儀式を行うための
神聖な場所をさしたといわれます。
日本の政治はおもに天皇を中心とする
朝廷によって行われてきましたが、
まさに朝廷の「廷」は庭に由来するのです。
早朝、白砂を敷いて浄化された庭に皇族が集まり、
儀式を行ったことがその語源とされます。

いっぽう日本各地で発掘される
「環状遺跡」と呼ばれる巨石を円状に並べた
古代の遺構がありますが、
これらは古来、神が宿ると信じられてきた
巨石(磐座)を中心に古代人が祭祀を行った場所で
「にわ」と呼ばれていました。

京都のルーツ・平安京が開かれると、
皇居である大内裏に接して日本最古の
寝殿造り系庭園である神泉苑が作られますが、
この庭も儀式のための神聖な場所でした。
というのも泉があり、
古来泉はあの世とこの世の出入口と認識され、
魑魅魍魎(ちみもうりょう)が吹き出して
この世に天変地異や疫病をもたらすと
信じられたからに他なりません。

そこで天皇は、雨ごいなどの儀式を
この庭で行わせました。
つまり、民衆に害を与える魑魅魍魎を
コントロールする力こそ「王権」であり、
それができるからこそ天皇として君臨できるといった
寸法だったようです。

このように見てくると、庭とはただ単に
自然を楽しみ癒される対象というよりも、
むしろ日本人の精神の発祥に関わる神聖な存在であることが
垣間見えるのです。

本書は、従来の庭園のガイドブックに
数多く見られるような、
その造形的魅力の解説に加え、
さらにこうした庭園の本質的な意味について、
平易な文章でまとめたものです。

これまでの庭園の解釈に加え、
新たな視点をもって庭に対峙した時、
そこにさらなる魅力を感じていただければ、
本書のもくろみははたされたことになります。


※本書は2020年発行の
『日本庭園のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 鑑賞のコツ超入門』
を新版として発行するにあたり、
内容の確認と必要な箇所の修正を行ったものです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 629-M
    閲覧

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

作家、建築家。
1987年東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。
龍谷大学助教授、大同工業大学教授を歴任。
宮元建築研究所代表取締役を務める。
著書50冊以上。テレビ出演・雑誌監修多数。
建築家としても受賞多数。

「2020年 『日本庭園のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 鑑賞のコツ超入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮元健次の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×