王さまと王さま

制作 : Stern Nijland  Linda de Haan  Andrea Germer  アンドレア ゲルマー  眞野 豊 
  • ポット出版
4.00
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本棚登録 : 71
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784780802214

作品紹介・あらすじ

王子さまとお姫さまの物語でなく、王子さまと王子さまが結ばれるお話があっていい──。
LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)をテーマにした絵本です。

英語、ドイツ語、スペイン語、デンマーク語、チェコ語、ポーランド語など9言語に翻訳され、世界各国で読まれている、オランダ原作の『Koning & Koning』を日本語訳。

渋谷区同性パートナーシップ条例を皮切りに、LGBTへの関心が高まっているなか、日本にはLGBT関連の絵本は少ないのが現状です。
世の中には多様な性が存在することを、絵本で子どもたちに伝えたいという訳者からのメッセージ。
シンプルなストーリー、楽しい絵柄で、読み聞かせにもぜひ使ってもらいたい絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 王子様と王子様が結ばれる、とてもキュートな絵本。
    レースや綿など、様々な素材を使った絵が素敵。
    私が読んでいるのを覗き込んだ3歳の娘も絵が気に入ったようで、読んでと持って来るように。
    王子様同士の結婚に誰かが反対したり二人が悩んだりすることもない。
    物語としてはちょっと物足りないところもあるが、このくらい自然にあって欲しいという著者の願いはよく伝わるし、私もそうあって欲しい。

  • 王子様が一目惚れしたのはお姫様のお兄さんでした、という…
    王子様×王子様があってもいいでない??????という非常に現代的な絵本
    お母様が泣いて喜んでるのがすげえ…時代だなって…

  • 歳をとった王女さまが王子さまをお姫さまと結婚させ、王さまに仕立てようとする。
    しかし王子さまが一目ぼれしたのはお姫さまのお兄さま。

    物語では特に誰からも反対されず、二人の結婚式では王女さまが感動して涙を流しています。
    最初はアッサリしているなーとも思ったけど、よく見ると王子さま達が出逢った瞬間の王女さまの表情は決して祝福している顔ではないし、
    結婚式では大切な結婚指輪を落としていたり、招待客の中には批判的な表情の人もいる。

    あえて物語では触れていないけれど、たくさんの問題を乗り越えた上での、「みんないつまでも幸せに暮らしました」なのかなと考えてみる。
    もちろんシンプルに捉えて、誰も批判せずありのままを受け入れてくれる世界であればいいなとも思います。

    蛇足ですが。
    この絵本、リクエストしてからなかなか届かなかったので、県内の図書館には在庫が無かったのかな。
    しかし我が町の小さな図書館が入荷してくれたのが嬉しかった!
    たくさんの人に読んでもらいたい!

  • LGBTQの本棚から
    第42回「王さまと王さま」

    今回紹介するのは
    『王さまと王さま』
    (絵と文:リンダ・ハーン / スターン・ナイランド
    訳:アンドレア・ゲルマー / 眞野豊)

    絵と文 から気づいた人もいるかもしれませんがこの本は絵本です。

    LGBTQ向けの絵本!

    内容的には特にG(とL?)向けなのですが、今までの "お決まりの展開" をぶち壊す!という意味ではLGBTQ全てに向けられていると思います。

    ストーリーは王さまと王さま(二人とも男性)が結婚する……ざっくりというかそれだけの話なんですけど"それだけ" の内容の本がいままでなかったんですよね、不思議なことに……。

    『いままでぼくはどんなお姫さまも好きになったことがありません。』

    という王子さまに、女王様はいろいろな国の姫を会わせていくのですが…

    なんと王子さまが好きになったのは、姫の付き添いでやってきた王子さまなのでした!

    子どもたちが読んだらどんな反応をするのか気になるところです。
    そんな機会があればぜひ反応をお知らせください。

    さらっと読むと王子さまと王子さまは結婚して幸せに暮らしましたとさ めでたしめでたし!
    という感じなのですが、いろいろなところに、偏見の目とか、生きる上での堅苦しさなんかも伝わってきたりするところがこの絵本のすごいところで、親子の肖像画がお話が進むに従って次第に傾いていくところには王妃さまの疲れが現れているし…。

    結婚式の会場をはじめとして、一部の人々の表情が曇っていたり…。

    女王様が叫ぶシーンは様々な国の言語で
    「結婚しなさい」
    「関心を持ちなさい」
    「あなたのためにしているのよ」
    と書かれているし…(笑)

    『同じ歳の子たちはみんな結婚したのよ!』
    なんて言葉はLGBTQでなくても、ある程度の年齢になると聞く言葉で、めんどくさい言葉でもありますよね。

    同性愛のことをさっくり描いているかと思いきや、子どもを支配したい母親からの男性の自立を描いているようにもみえて、なかなか面白い一冊です。

    でもとりあえず難しいことは考えず
    「王さまと王さまが結婚するのもアリ!」
    と子どもたちに伝えることができるのがこの絵本だと思います。

    あなたの家や学校に一冊、ぜひ!

    子どもたちは案外衝撃をうけたりはしなくて、大人の方がズドーン!
    とやられてしまうのかもしれませんが(笑)

    2018年03月26日

  • 図書の時間に読むのは難しい。結婚しないと王様になれないのはなぜか。お姫様たちを振った理由が納得いかない。絵がみづらい。

  • Thema 性的マイノリティ 同性愛 私とは 結婚

  • とりあえず絵が素敵。あまりにも淡々とさらっと文が綴られることに違和感を覚えることこそ、いかに社会化された心で自分がいるかがわかる。こどもの頃にこのくらいのテンションでさらっと多様な生き方、人のありさまが伝えられるといい。

  • 王子様とお姫様がしあわせになる話しかないのは教育上よろしくないよね。
    ということで作られたオランダの絵本。
    王子ミーツ王子のこころみは買うけれど絵本としてもジェンダー(セクシュアリティ)本としてもいまいち。

    原著が2000年ってこともあるかもしれないけれど、すじがきがいかにも啓発用教材っぽくて自然じゃない。
    『タンタンタンゴはパパふたり』http://booklog.jp/users/nijiirokatatumuri/archives/1/478080115Xもそうだったけど、ふたりの関係が「とてもとくべつな」ものとして描かれているのが悲しい。
    ふつうのおはなしでただ主人公がゲイです、この子たちにとってはこれが当たり前で普通です、っていうのが読みたい。

    多様性を描こうとしたらイロモノくさくなったようなお姫様たちの扱いも好きじゃない。
    こんな雑な扱いならば十把一絡げの金髪碧眼おしとやかな量産型お姫様の方が良かった。
    彼女たちが面接にきて選別される側でしかないのが気になる。
    現在の結婚は相互に選びあうものであるはずなのに。

    いいお姫様にであっていないから結婚する気にならないという描き方にも違和感がある。
    同性愛者はすてきな異性にであっていないから同性にひかれるんじゃない。
    魅力あふれるすてきなお姫様が目の前にいても王子様と恋に落ちるからゲイなんだよ!
    この描き方じゃそれが伝わらない。

    コラージュの絵はかわいい。
    女王さまの表情がいい。

    ジェンダー・セクシュアリティ本で、絵本として納得できる質のものって難しいな。
    でもこういう本がどんどんでるのはいいことだ。

  • 翻訳されるの待ってた。英語版は持ってるけど英語がよくわからないから(笑)

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