- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784780910247
感想・レビュー・書評
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2023年10月特集です。
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中身は全部白黒なので、一見難しそうな印象もありますが、文章がわかりやすいのでとても読みやすい本でした。
著者は認知症専門外来を開かれている方で、認知症そのものについての説明も簡単にされていますが、最も重点を置かれているのが、認知症の人に接する家族や介護施設の方がどう対応すればよいかという部分です。
この本に書かれている内容の知識があれば、もし急に家族の誰かが認知症になってしまい、記憶障害や人物誤認などをしてしまったとしても、慌てずに応対できそうに思えます。
いいことだな、と思ったのは、「グループホームの入居者に若い時の写真をもってきてもらう」というものです。それを部屋に飾っておくことで、介護施設のスタッフがその認知症を患った高齢者のことを、「この人も最初から認知症だったのではなく、もともとは普通の生活をしていた人なのだ」と感じて接するようになるそうです。
まだまだ認知症の方に対してどう身の回りのことを手伝ってあげればよいかの情報が少ない中、既に認知症の方のお世話に携わっている人、そうでない人、どちらにも役立つ内容ではないかと感じました。 -
認知症には様々なパターンがある。時には問題視されてしまう行動を含む場合も……。
そんな時、周囲の人間はどの様な気構えで接するべきなのか?
どこまで対象者に対して指摘していいものなのか?そんな疑問に対して分かりやすく説明された一冊です。 -
老いは誰にでもやってくるし、認知症になる可能性もある。
周りの人が、どれだけ病気について理解し、適切な対応をしてあげられるかが重要になる。
認知症とウツを併発し、辛い思いで過ごしているご老人もいるので、なるべく早く、初期症状に気付き、少しでも症状の進行を抑えたい。
今までしっかりして、立派だった人が急に患うこともあるので、人格の尊重は忘れないようにしなければと思った。