詩の向こうで、僕らはそっと手をつなぐ。 萌詩アンソロジー

  • ふらんす堂 (2014年6月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (68ページ) / ISBN・EAN: 9784781406053

作品紹介・あらすじ

きみを見たときから始った
ぼくの孤独に
世界は はげしく
破片ばかりを
投げ込もうとしていた。

(清岡卓行「思い出してはいけない」より)

◆解説「読むことは素敵な共犯者になること」より
言葉のなかで、連なる行の向こうで、「僕」と「きみ」は現実ではつなぐことがかなわなかったかもしれない手をこっそりとつなぐ。書き手と読み手は、異なるかもしれない場面を見ながら共犯者のように鼓動を重ねる。
詩は、そんな可能性を有しているのです。

みんなの感想まとめ

詩の新たな魅力を発見できる一冊で、著名な詩人たちの作品がBLという視点から再構築されています。詩にあまり親しみがなかった読者でも、親しみやすく、時にはユーモラスな表現に心を奪われることでしょう。特に、...

感想・レビュー・書評

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  • これは凄いなぁ!
    中也、藤村、啄木、朔太郎、寺山、白秋といった、
    いわゆる有名どころの詩人の詩をBLというくくりでアンソロジーにするだけで、
    こんなに新鮮になるものとは!
    妙にエロくなってて、思わずへらへら笑ってしまいました。

    あまり詩になじみのない人にも、
    もうそんな詩人知ってるし〜な人にもおすすめ。

  • 帯に清岡卓行「思い出してはいけない」が引用されていて、それが自分にとっては中学の時以来の再会で運命を感じた。

    小林秀雄の中也への追悼詩の後に中也の詩が配置されているところが、ぐっとくる。

  • 詩なんて今までほとんど意識したことも読んだこともなかったんですが、漫画の『月に吠えらんねえ』を読んでなんとなく興味が湧いてきたのでたまたま発見したこのアンソロジーを買ってみました。
    萌えるとかBLっぽいと言われればそういう風に読めば読めるし、普通の男女の恋愛にも読める。
    これを読んでみてもなかなかまだ詩の世界というのはよくわからないけど、『逃げ水』『しやうがない奴』『耳鳴りのうた』『秋の日』が強く印象に残った。
    こうしてみると私は死を感じさせる詩に反応しやすいのかもしれない。

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著者プロフィール

福井県小浜市出身、東京在住。最新詩集『やがて魔女の森になる』(思潮社)。他に、詩集『半島の地図』(第10回山本健吉文学賞)、『Tiger is here.』(第46回高見順賞)など。いくつかの大学で非常勤講師をつとめているので、二〇二〇年度春いきなり遠隔授業をしなければならなくなって大変だった。大学によって方針もシステムも微妙に違うのがしんどい。「空気の日記」の頃は渋谷区神宮前に住んでいた。二〇二二年一月世田谷区に転居。

「2022年 『空気の日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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