憂国 河原地英武句集

  • ふらんす堂 (2020年2月17日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784781412504

作品紹介・あらすじ

◆第二句集



憂国の友に注ぎたり花見酒



時局的な問題に関心をもち、この国の将来に危機感を募らせている。それがときどき作品にも現れているようだ。三島文学の愛読者ではないけれども、わたしのそんな思いを表題に込めた次第である。

(あとがき)



◆自選十句

討論は白熱バレンタインの日

蒼穹のかすかに鳴れり昭和の日

空のいろ映し海月は砂浜に

子規堂へ土足で上がる敗戦日

夜学子の一音鳴らすピアノかな

薄日さす電話ボックス欣一忌

荒星や一気に干せる火酒の盃

新聞を買ひに宿出る漱石忌

古書店に主とふたりクリスマス

勤王の志士の本持ち煤逃す

著者プロフィール

昭和34年 長野県松本市生まれ
平成11年 「伊吹嶺」入会、栗田やすしに師事
  17年 「伊吹嶺」7周年記念賞(文章)受賞
  20年 第6回伊吹嶺賞受賞
  24年 「伊吹嶺」副主宰
  28年 評論集『平成秀句』、句集『火酒』刊
  30年 「伊吹嶺」主宰
俳人協会評議員、国際俳句交流協会監事

「2020年 『憂国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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