天窓紀行 (短歌日記)

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  • ふらんす堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781414027

作品紹介・あらすじ

◆川野里子の366日
2020年3月9日
〈武装した小さなもの〉それは私だと思へばアルマジロのことなり
友達から接写で撮った蕗の薹の写真が送られてきた。緑色のアルマジロみたいだ。〈A武装した小さなものrmadillo〉はスペイン語。

◆人間はなんと激しい旅を続けていることだろう。
私自身の生活を振り返れば、一月初旬から中旬かけてマレー半島を旅したが、帰国してのちそこはとんでもなく遠い場所になった。今もなおあらゆる場所が途方もなく遠い。近所の友人のあの居心地の良い居間でさえ。これほど簡単に世界は変わるのか、そして次に何が起こるのか、目を見張ったまま過ぎた。今もなお驚いたままだ。そんな状況で日記形式で短歌を作ることは私にとって思いがけない冒険となった。
(あとがきより)

感想・レビュー・書評

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  • 住んでいたことのあるあたりの地名が出てくるだけで、なんとなく親しみが湧く。2020年のあの感じが、短歌日記として鮮やかに切り取られている。
    『一月十一日(土)
    よく晴れて祖母山は全裸ふくふくと着膨れて吾はにんげんのまま』
    『五月六日(水)
    風邪ぎみで運動不足で食べ過ぎでわたしのやうなあなたと暮らす』

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著者プロフィール

1959年生まれ。千葉大学大学院修士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。評論に『幻想の重量──葛原妙子の戦後短歌』『七十年の孤独──戦後短歌からの問い』(書肆侃侃房)、『コレクション日本歌人選 葛原妙子』(笠間書院)など。歌集に『太陽の壺』(第13回河野愛子賞)『王者の道』(第15回若山牧水賞)『硝子の島』(第10回小野市詩歌文学賞)『歓待』(第71回読売文学賞)など。

「2021年 『葛原妙子歌集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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