神曲 (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 554
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781600024

作品紹介・あらすじ

ベアトリーチェに崇高な片思いを抱く青年ダンテは、 彼女の死により生きる希望を見失ってしまう。 気がつくと暗い森の中をさまよっていたダンテは、 古代ローマの詩人・ウェルギリウスの助けのもと、 自らの進むべき道を探し出すために「死後の世界」を旅する決意をする。 イタリア文学最高の古典とされる長編叙事詩を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  •  簡単に読め過ぎてしまう気がするので、このシリーズも一旦お休みしよう。大学生の頃『ダンテ・クラブ』という小説を途中離脱して以来、少しずつ気になっていた原書。地獄編は絵で見るよりも文章で読む方が怖そう。ドレの挿画入りのものをいつかは読みたい。裏切りが1番重い罪に設定されているところがキリスト教だな、と感じた。

  • 西洋版「鬼灯の冷徹」って感じだった。

    主人公(ダンテ)が、
    片想いをしていた女性(ベアトリーチェ)が突然死んじゃったので、途方にくれていたら、
    死後の世界の案内人(ウェルギリウス)がやってきて、一緒に地獄→煉獄を通って、天国のベアトリーチェに会いに行く話。

    地獄7割、煉獄2割、天国1割。

    地獄、煉獄で罪の分類が細かい細かいのに、
    天国の説明は「愛」と「光」ですって感じでふわっとしてた。
    「天国」はざっくりみんなが行きたい「いいとこ」であればなんでもいいんだろうな。

    結局、天国地獄設定って、法律が存在する前に、人の悪い行いを抑制するための役割なんだなと思った。

    ダンテは、「イタリア文学最高の詩人」とされているらしい。

  • 漫画だとイメージしやすくわかりやすい。

  • 愛とはなんぞや。
    死後の世界を題材にした話。
    地獄、煉獄、天国 の3つの編がある。
    愛欲、裏切り、貪欲、etc。。。
    死後の世界があると思って、真面目に生きようと感じた。

  • 2022/10/24
    永遠の責苦を受ける地獄編(インフェルノ)、魂を清め天国に昇る準備をする煉獄編、天国編からなる
    死後の世界を、歴史上の偉人がどこにいるのかをダンテ独自の道徳律に合わせて分類した。死後の世界の有り様を詳細に描き、それを意識することで人の道徳心を高めようとした。
    キリスト誕生前の人が住む辺獄、暴風にさらされ続ける愛欲、裏切り者が送られる氷の世界、強欲により腹ばいしか許されない、などなど
    ★死後の世界と偉人への評価というキャッチーさが受けたのでは

  • Kindle本棚にほったらかしていたのをようやく読了する。映画「セブン」を観たときに、「神曲」とやらを読んでみようと本屋に足を運んだが、本の厚さを見た瞬間、触ることもなく通り過ぎてしまった。おそらく一生読まない作品だろう、と自分を納得させたのだ。しかしながら、様々な作品に『七つの大罪』が引用されるたび気になってしまう。
    時が経ち、紙の束から、電子の集合体が書籍として普及し始めた頃、Amazonのサイトで「神曲」を目にした。だが、ためらいが浮かんでしまう。『まんがで読破』というタイトルに…… 文章を読まずに漫画でいいのだろうか?? それは疑問ではなく、己に足かせを嵌めているだけなのだと思い直して、購入ボタンをポチった。所詮イタリア語など読めるはずもなく、そもそも「神曲」はもちろん、夏目漱石すらを読んだこともない人が世界では大半なのだ。
    何を書きたいのかよく分からなくなってきたのだが、文章を書くときに、細かな技巧や構成や演出などを考えずに、とにかく書き続ける意志が最初に必要だと、いまキーをタイプし続けて思った次第である。主人公ダンテも迷いながら突き進むしかなかったのではないか。

  • なんでこのような作品を創ったのだろうか?と唯々感じる内容
    (原文で読んでみようとまでは未だならなかったが…)
    神々と人との物語というのか、壮大なファンタジーというのか...
    とてつもない創造力だよなと痛感
    叙事詩というカテゴリーは、今はまだ興味の沸点が低いけれど、
    いつか興味がわいた時に手に取って改めて読んでみようかなと思う。

  • 蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか

  • 地獄や天国を巡るツアーを通して、キリスト教の死生観を学べる本。
    前世で殺人を行うとこんな地獄、自殺はこんな地獄と、壮大な地獄が延々と描かれる。
    いまだにこの地獄像は映画や漫画でも見るので、当時の想像力の力強さを感じます。
    自分はキリスト教全く関係ないので、へえそうなんだぁ、と眺めてました。

  • 死後の「地獄」「煉獄」「天国」の3カ所を旅する物語。人は自由を手にして、神を忘れて堕落してしまった。

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著者プロフィール

1265年、フィレンツェ生まれ。西洋文学最大の詩人。政治活動に深くかかわり、1302年、政変に巻き込まれ祖国より永久追放され、以後、放浪の生活を送る。その間に、不滅の大古典『神曲』を完成。1321年没。著書に、『新生』『俗語論』『饗宴』 『帝政論』他。

「2018年 『神曲 地獄篇 第1歌~第17歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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