- Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781600031
作品紹介・あらすじ
東京帝国大学を首席で卒業し、ひたすらエリートのレールを歩んできた官吏・太田豊田郎は、 国費で留学したベルリンでエリスと出会う。 豊太郎はエリスの純真に惹かれ、ふたりはやがて恋に落ちるが……。 19世紀末、世界が現在よりまだ遠かった明治時代、 ドイツを舞台に描かれる国籍を越えた悲恋の物語を漫画化。
感想・レビュー・書評
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(ネタバレ注意)
国費留学生としてドイツに渡った豊太郎とトップダンサーに勤める下級階層のエリスの悲愛の物語り。
ひたすらエリートの道を歩んできた豊太郎には親友である相沢とドイツ留学をすることに、自由な発言力や行動のある相沢をみて、他人の敷いたレールに乗ってる事を疑問に思う。
機械のように生きてきた豊太郎はひたむきに全力でつくすエリスに恋をするが、踊り子と深い仲になるとは国費留学生と不適切として日本に帰国命令が下るが、相沢の押しによりドイツに残る事に、エリスと豊太郎の幸せな日々が続き子供が宿る。
一方、国に戻り豊太郎の帰り咲く時期を待っていた相沢は親友を迎えに、二人の仲を引き裂いてしまう、豊太郎は結局のところ親友の敷いたレールを歩いてしまうのだ。
悪友に見えた相沢も常識人で豊太郎にも異国の地でやりげる度胸もなく残ったのは精神を犯された身篭のエリス、正直読後感はやるせない思いでいっぱいになる作品でした。
これから産まれてくる子供の幸せをねがわずにはいられない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【感想】
学校の国語の授業で読んでいるが、よく分からなかったので漫画版を読んでみた。
豊太郎、相澤、エリスの関係性が分かりやすくて、物語の展開をつかみやすかった。
エリスは豊太郎を一途に好きなのに、かわいそう(´ᵕ̩̩ ᵕ̩̩`)
子どもを授かってこれから幸せな生活が待っている!という時に精神が不安定になってしまった。今までの楽しい生活の中で子どもが生まれてほしかった。
でも、豊太郎も背負っている責任があるので、優秀な能力を発揮しないのはもったいない。
タイミングが。。 -
内容としては最低男の話としか言いようがない。
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レビュー省略
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まんがで読破を読破するシリーズ。
舞姫は高校の時に読んだけど、その時は、エリスかわいそうってこと位しか思わなかった。当時は国際結婚なんてそんなに簡単なことじゃなかっただろうし。
エリスがダンサーだったから舞姫ってタイトルだってことにも今気づいた。
仕事と恋愛と、母と彼女と、祖国と今いる土地と、人生いろんな選択の上に成り立っているんだなと改めて思う。 -
切ない。
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主人公のトヨはドイツに留学して、後にドイツ人のトップダンサー、エリスに恋する話。
エリスは子供も身籠るが、トヨは日本に帰ることで将来が約束されており、エリスをおいて日本に帰国することで話は終わっている。
エリスの【裏切らないで】が嫁によく言われるので、かなり響く。一緒にいたいのに、出世や将来の事を考えてエリスを置いてトヨは帰国する事を決意する。
う〜ん東大法学部を首席で卒業して、異国のドイツで何ごともなく平穏に暮らすのは若いトヨには難しいなと俺も思う。
一番良い選択は、エリスや母を日本に連れて行くのが一番だか、友人の相澤は出世に響くと思いやめたほうが良いとトヨに提案したのだろう。
この先ずっと、主人公のトヨは友人の相澤や自分がエリスをあげる裏切ったことを悔やんで生きて行くと俺は思う。 -
2015年読了