わが闘争 (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス
3.29
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本棚登録 : 655
感想 : 86
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781600116

作品紹介・あらすじ

民族主義と反ユダヤ主義を掲げ、 ナチス・ドイツの独裁者として第二次世界大戦を引き起こした政治家、 アドルフ・ヒトラー。 画家を目指していた彼がなぜ独裁者への道を歩むことになったのか。 なぜ国民はヒトラーに運命を託し、その存在を許したのか…。 ヒトラーが自らの半生と世界観を語り、その後の政策方針を示した問題作を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • 原書の長さの関係か、『戦争と平和』より丁寧に描かれていた印象。100分de名著の『群集心理』の回でも触れられていたヒトラーの演説の上手さだが、自分も当時聴いていたなら支持していたんだろう。世界恐慌で極貧状態に陥っている最中では、力強いリーダーが支持されるのは必至。それは昨年のコロナ流行当初で実感した。
     幼少期のエピソードなど知らなかったが、母親には愛されて育ったのが意外だった。色々と抑圧されて歪んでいったのかと思っていた。

  • 2023.2.7
    ヒトラーの半生の伝記と、民族が盛衰を競っているという歴史観と、ユダヤ人は民族内部に入り込み生産はせず金融によって経済的に支配をすることで民族を破壊しようとするという反ユダヤ主義が語られている
    ・オーストリアの学生時代に国を超えてドイツ人であることを誇りに思うように教師から言われたことが民族主義の萌芽となる
    ・厳格な父と優しい母はいずれも18までに他界。画家を目指してウィーンに出てくるが受験に失敗して、生活に困窮する放浪者と出会いそのユダヤ人批判に影響をうける。
    ・民族の本拠地であるドイツに向かいそこで伍長として第一次世界大戦に従軍する。前線が奮戦し優位であるにも関わらず、一部の売国奴によって敗戦したというのが大戦の受け止め
    ・東方にドイツ人の反映を支えるための食糧生産地を作るべきという東方生存圏を唱えてポーランドに侵攻し、その後のソ連侵略につながる
    ・純粋な一つのドイツ民族が一つの総統に率いられる一つの国を作り東方生存圏の確立によるドイツ民族が繁栄する千年帝国を築くことが自身の歴史的使命と自認。ドイツ民族による単一民族国家のためにもユダヤ人を排除すべきと考えた
    ・ミュンヘン一揆の裁判で賠償金の支払いに苦しむ国民を見捨てる政府を批判して、自身の反政府的行動の正当性を演説して支持を集めた

  • 漫画で読むのは邪道かな…と思い目を背けてたけれどなかなか原書を読む気にもなれず、、
    有名な作品ばかりだから、ある程度内容は知っておきたい気持ちがついに勝って、まんがで読破シリーズ一挙読み。
    まずは海外著者のものから手当たり次第。



    ヒトラーのした事実は惨いことだけれど、有名な史実の前にも壮絶な過去があったことを知れて良かった。

  • 文庫版はぶあつくて読むのに時間がかかりそうなので、まず漫画版で全容をつかんでからとおもい、購入。
    この漫画は30分ほどで読め、ヒトラーの政治人生の前半の紹介をおもに行っている。
    内容はおそらく文庫版と大きく異なっているであろう。政治的思想を漫画でつたえることはかなり困難だからである。
    しかしながら漫画という親しみやすい媒体で難解な書物を一般の人にもわかりやすく紹介したという意味では成功していると思う。

  • 環境さえ違えばものすごい偉人になれた人なんだろうなと感じました

  • ヒトラーのユダヤ人迫害に至るまでの経緯が分かった。
    戦争の恐ろしさを改めて痛感した。

  • ヒトラーはなぜユダヤ人を迫害するに至ったのか、どのような経緯で上り詰めていったのかがよく分かった。
    演説で人の心をつかむのが上手い。

  • ヒトラーのホロコーストの部分しか知識はなかったが、彼の演説力と逆境をうまく利用する賢さにびっくりした。

  • ヒトラーがユダヤ人を排除しようとした背景を理解できた。あまりに過激な思想のはずだが、本人に演説の才能があったり、時代背景が味方したりして国民の支持のもと統領となっていく様子は恐ろしかった

  • ヒトラーなんでこんなに扇動力あったのか気になる

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