ドグラ・マグラ (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス (2008年10月1日発売)
3.12
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本棚登録 : 614
感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781600123

作品紹介・あらすじ

大正末期の九州大学精神科病棟。記憶喪失の青年と彼を見守る法医学教授。 青年の脳裏に眠る迷宮入りの怪事件をめぐり、精神科教授が謎の死を遂げ、 怪奇なる因縁に彩られた殺人事件が次々と巻き起こる。 怪奇と幻想の色濃い作風で名高い夢野久作の代表作。 「これを読むものは一度は精神に異常をきたす」といわれる伝説の奇書を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • この手の話はネタバレすると途端に面白みが半減するのでかなり注意しましょう。そしてネタバレします。



    うん、読むと気が狂う話って言うからどんなものかと思ったらエンドレスでしかも誰も幸せになれない話だった。確かにこれは読後感が悪い。でもよく作りこんであるからそんなに嫌いな話ではないかな。そしてマンガにしてもこれだけ面白いのだから原作はさぞやリアリティがあることだろう。この作者はいつもミステリー系を書いてるんだったっけ。やっぱりどこかジャンルの書き方みたいなものをマンガからでも感じるなあ。
    原作ではないので、内容よりも主にマンガの描き方について触れておきたい。一読してからもう一度読み返してみると主人公と若林教授の反応の仕方がそれぞれ非常に頷ける。ちなみに一ページ目を見たときからそれが分かる。冒頭に入る火と女の首と鍬の描写。そして「次こそこの事件を解決する」と意気込む若林教授。内容だけ追っていくマンガならばこれで十分に雰囲気が伝わってくるし、もう一度読み返したときに伏線が非常に上手く盛り込まれていることに気づく。これが原作でどう書かれているのかが気になるところである…が、私は遅読なので、読みきれるがどうかは分からない。

  • 一度は読んでみたいと思っていたので、漫画で一気に読めるのはありがたい。それほどでもなかったけど。

  • 友人からドグラ・マグラの小説と合わせて借りた。完結にまとめられているであろう漫画で読んでも難解と言うか気味悪いからこの後小説をちゃんと読めるか不安。ドグラ・マグラのちゃんとした感想は小説読み終えてから書く。

  • チャカポコチャカポコ、あれ!
    こんな話の筋があったんんだ。
    ひとつひとつの逸話は印象に残っていたが、読んでるうちに現在地を見失い、話の筋なんてない幻想的な夢の話だと思っていた。
    しかたない、再読しよう。またカタカナ記述部分はイライラして飛ばすんだろうなあ――。

    夢野久作の写真、小薮に似ている。

  • 心理遺伝

  • 蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか

  •  読了。
     文豪ストレイドッグスの影響で読みたくなったので、とりあえず漫画で。サクッと読めたけど、活字の方が面白かったかも!これから読みます。

     読む者は一度は精神に異常をきたすらしいすよ。
    (201212)

  • 精神疾患者の物語。呉一郎(くれいちろう)

  • 小説読みきれず、マンガで読んでしまった~。
    これは小説で読み通すべきだったな~。失敗。

  • マンガはただあらすじらしい物だ。

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著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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