- Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781600222
作品紹介・あらすじ
帝政末期、すべての価値が崩壊し様々な思想が氾濫するロシア。虚無と背徳の中を生き、強烈なカリスマ性を放つニコライを崇拝するピョートルは、反政府組織を作り社会に混乱を招こうと企てるが、組織の印刷技師シャートフの離反をきっかけにおぞましい事件の幕が上がる-。現代の予言者ドストエフスキーが描いた黙示録を漫画化。
感想・レビュー・書評
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「悪霊とは思想のことです」
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だいぶおさまりよくアレンジされていて、ちょっと別もの感がある。というか違う話になってる… 絵にも違和感あり。シャートフはなんかいい人そう過ぎだし、ダーシャは無垢過ぎ。やはりロシアの映像版がちょっと見た感じではほとんど印象があっていて素晴らしいことを再確認。『罪と罰』はけっこうマンガ向きだと思うけど、『悪霊』と『白痴』はマンガに効果的な明快な解釈がしにくいような気がする。
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まんがで読破を読破しようシリーズ。
これでドストエフスキーは3作目。
悪霊(おに)には2種類あって、外国で生まれたヤツとロシアで生まれたヤツがいる。外国生まれの醜い悪霊に憑かれているロシア。革命って怖いね。
それにしても、いとも簡単に人の命を奪い、自殺していくのって好きじゃない。 -
ドストエフスキーが、怖いと思える本。
【この世は奴隷9割、支配者1割】うまく行く世界など書かれておりテロでも起こしかねない思想である。
主人公のニコライは死んだ好きだった人の呪いのようなモノに取り憑かれて精神不安定な状態になるが、その姿が神として崇められるなどなんとも言えない凄さがある作品である。
おいらではその良さまで理解出来なかった。 -
7、8年前に新潮文庫の江川卓訳の悪霊を読み、ストーリーを思い出すために購入した。
教団Xに「悪霊」に関する文章があるらしく、教団Xを読む前に軽くおさらいのつもりで。
かなりの長編小説を漫画にして、要約してるため、単に革命家の仲間割れの話になってしまってた。
当たり前かもしれないけど、やはり小説をじっくり読まないと、ドストエフスキーがこの小説で読者に感じて欲しかったロシアの混沌はわからないかも。 -
レビュー省略
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マンガだったけれど、テーマは良かったです。伝わってきました。
汚れなき善意。大切ね。 -
原作、難しそうですね…。誰が誰かわかってるうちに読んだ方がいいのかな?