- Amazon.co.jp ・マンガ (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781600239
作品紹介・あらすじ
絶望とは、人間の精神のみが患う病である。時は19世紀のヨーロッパ。社会や個人への不安を抱え、自己疎外に陥った人々の魂の救済、精神の教化と覚醒のため、哲学者キェルケゴールの探求が始まる-。21世紀、今も私たちをとらえて離さない「死に至る病」を、現代の視点から綴ったオリジナルストーリーと絡めて漫画化。
感想・レビュー・書評
-
文庫本で読み、何度も挫折しているので頼ってみた。
とても理解しやすかったので読後感は爽快。
人間=絶望
という枠から入り、ヘーゲルの弁証法から二つの生き方を提案し、更に今自分が陥っている絶望の種類も分析できる仕組みになっている。
感性的に生きるよりやはり自分も論理性に生きたい。
その為のノウハウも描かれている。
自己分析とそれを受け入れる勇気から初めて自分を変える事になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほんっっっっつとうにここ3ヶ月苦しくて、自分って一体なんなんだろう、何がこんなに苦しいんだろうって精神科行くくらい悩んで、体重も5キロ痩せるくらい悩み切ってたんだけど、なぜこんなに苦しいのか腑に落ちた。本人の書いた死に至る病を読もうと思う。
-
絶望とは死に至る病。精神保健学を学んでる時にキルケゴール出てきたので気になっていた本。マンガでわかりやすくて良かった。
-
非常に分かりやすかった。
人間の絶望について学んだ。
外側の見栄や欲求に惑わされず、
己と向き合い倫理的に生きたい。
自分の人生は自分が主人公なんだから。 -
全体像をざっくり掴むにはとてもよかった。
自分らしくある/自分を信じるっていうことができなくなると、絶望=死に至る病になってしまうっていうような考えにはシンプルに共感する。
漫画ではキルケゴールの生い立ちとかが書いてあるので思想に共感しやすく、身近なテーマだと感じることができる。
むずかしいことを言っているようで、今となってはありふれているテーマだと思うが、だからこそ哲学的にゆっくり考えるというのは気持ちが落ち着く。
内省的なモードになるための土台となってくれる実存哲学。原本のほうもゆっくり味わってみようと思います。 -
哲学をわかりやすく解説している。
ヘーゲル哲学の解説とキュルケゴールの生い立ちや恋を知ることができて実存主義が身近になった。
絶望と向かい合い新たに自分の信じられるものを見出す。普段の生活から自分を見つめ直す。 -
この漫画は、「死に至る病」っていう本を漫画化してるんじゃなくて、オリジナルストーリーの中でキルケゴールの哲学を紹介しています。
登場人物は、中学生の男の子と、そのおばさんです。
いろんなことに悩んでいる中学生男子に、フリーライターの叔母が、キルケゴールの哲学を紹介するっていうストーリーになってます。 -
ちょっと難しかったけど、興味を持つのにはじゅうぶんでした。
倫理的に生きたい -
思った以上に暗いけど仕方がないよね。せーレーンと別れるところが辛い。