ベンジャミン・バトン 数奇な人生

制作 : 都甲幸治 
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 196
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781600413

感想・レビュー・書評

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  •  ブラピ主演、『ベンジャミン・バトンの数奇な人生』という邦題で何年か前に映画化されていた作品。映画は見てないが、話題にもなっていたのでストーリーだけは知っていた。が、スコット・フィッツジェラルドの原作だとはつゆ知らず。
     フィッツジェラルドと言えば『グレート・ギャツビー』。アメリカ文学の古典と言っても過言ではないほど評価されている印象だけど、意外にも金のために駄作を大量に書き殴っていたらしい(訳者あとがきより)。本作も単純かつちょっと無理やりな設定ではあるが、児童文学と思えばよくできた作品だと思う。人生は儚い。

  • この物語は、「もし生まれた時が80才で、次第に18才になるなら、人生は最高と思うだろう」というマーク・トウェインの言葉に触発された作品なのだとか。

    ベンジャミン・バトンは、老人として生まれ、奇妙なことに歳を取るほどに若返る。
    彼は戦争に行き、ビジネスを営み、恋に落ち、子どもを持ち、大学に進学する。幼稚園を卒業する頃には、以前の記憶は薄れ、最後、なにもかもが消えてしまう。

    社会では異質な存在とされ、愛情は深まることなく儚い。それでも彼は、与えられた人生を受け入れ、最大限に活かす。すなわち、人生は生きるためにある。

    やっぱ、人生の目的を持つことが重要かも。とりあえず、すべての人間は幸福になることを求めている。

  • 数奇な人生すぎる

  • 年齢に縛られるのが人間っていう生き物だけど、フィッツジェラルドは特にそう。

    どの年代でもベンジャミンは不幸の種があり、もどかしく思い、退屈している。

  • 配置場所:広呉図書
    資料ID:93086937
    請求記号:933.7||F

  • 映画の原作だとは知っていましたがフィッツジェラルドだったとは。
    『グレート・ギャツビー』しか読んだことが無いので訳者の個性もあるのでしょうがその違いに驚きました。

    老人として生まれ赤子として死ぬとはどんな生き方なのだろう。若返るにつれ、感じ方や記憶力も若返り、老人から壮年の姿だった頃の落ち着きや理性は影を潜めたことは本人にとってはある意味幸せだったとも言えそう。『大人』の頃の全ての記憶を抱えた大人の思考のままで子供として過ごすのはきっととても酷な事だろうから。

    さっくりと読めてしまう本だったけれど何とも複雑な読後感でした。

  • 映画未見。
    この本を手に取るまで、ギャッツビーのフィッツジェラルドの作品だって知らなかったー!
    生まれた時がおじいさん、だんだんと若くなって行く男の話。
    ユーモラスに書かれる中にも哀愁が滲む。
    ギャッツビーもそうだけど、フィッツジェラルドは人生の儚さを感じていたのだろうなと思う。
    けれど、美しさを信じてもいたのだろうなと。
    強い印象を残す作品ではないけれど、ころんとまとまった小説。
    装丁も良かった。

  • 息子が読んでみたいと言ってきたので、ついでに私も読んでみました。期待しすぎたのか、あら?って感じの短編でした。映画はどんな出来なのでしょうか、気になります。そして著者がフィッツジェラルドと知ってかなり驚きました!

  • シンプルな童話のような話。読みやすくて面白い。

  • 映画、気になっていたのですが結局観られなかったんですよね。原作があるのは知っていましたが、作者や書かれた時代などは知りませんでした。

    もう亡くなった作家さんだったんですね!名作も書きましたが、批評家たちからは俗悪な作品も多く書いたと言われています。金策のために短編を沢山書いたとも。

    さて、この作品はどうでしょう。

    短編、と言える長さでしょうか。『アメリ』『天国の本屋』くらい、と言えば伝わりますかね。

    私が読んだものは訳が易しく読みやすかったです。装丁やデザインも、まるで絵本のようでした。

    全体的に淡々と一人の人生を追っていくのですが、語り口がベッドタイムストーリーのよう。

    沢山の驚き、哀しみ、切なさと、それからユーモアがあって、ちょこなんとまとまっている。そんな不思議な作品でした。

    恐らく小一時間もあればすぐに読めちゃうので、『あの時もしああだったら』『もしああしていれば』『運が悪かった』なんて無かった『たられば』に悶々としている方にはオススメ。

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著者プロフィール

スコット・フィッツジェラルド

1896~1940  1920年、処女長篇『楽園のこちら側』がベストセラーとなり、妻のゼルダと共に時代の寵児ともてはやされるが、華やかな社交と奔放な生活の果てにアルコールに溺れ、失意のうちに死去。『グレート・ギャツビー』『夜はやさし』等長篇数作と数多くの短篇を残した。

「2019年 『ある作家の夕刻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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