阿Q正伝 (まんがで読破)

  • イースト・プレス
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本棚登録 : 112
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781600833

作品紹介・あらすじ

名前も定かでない日雇い農民の阿Qは「精神勝利法」という一種の癖を持っており、喧嘩で負けようが、笑い者にされようが、結果を自分の都合の良いように取り替え、心の中で自分の勝利としていた…。当時の中国社会にはびこる問題を風刺的に描き、辛亥革命の失敗点を強く指摘したとされる『阿Q正伝』他『狂人日記』『藤野先生』など5編を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • 人類が選ぶ悲惨で理不尽な環境から救い出したいと願い
    病んだ肉体を直す医者を志すが
    人々の荒んだ心の病に気付き文学で癒やすことに転向し
    所有という強欲からなる競争心の醜さを訴え
    調和の取れた社会を模索するがこれにも失望していく中で
    恩師の面影に一縷の明かりを見て又あるき始めるという
    暗い物語
    マンガでダイエストにするとあっけないものである

  • まんがで読破を読破するシリーズ。
    阿Q正伝は上海駐在時に、文庫でも読んだ。魯迅公園にある記念館にも行ったことがある。
    文庫同様に、藤野先生など、「吶喊」収録の小品が5作描かれている。
    細かいストーリーは忘れつつあったけど、これを読んで思い出した。清末期から辛亥革命期にかけた近代中国人のこころの葛藤を描かれている。

  • 「阿Q正伝」の他、「藤野先生」「髪の話」「明日」「狂人日記」を収録。
    お手軽ではあるが、当時の中国の時代背景、魯迅の医学から文学へと傾倒していく様子など、とっつきにくいと思っていた中国文学の一端に触れ、入門への手引きとなるのではないか。
    それにしても、阿Qの無知なるが故の精神構造は痛々しい。

  • 図書館で借りた本。まんがで読破シリーズ。狂人日記と阿Q正伝が面白かった。狂人日記は人間を食べる・食べられる思い込みの恐怖。阿Q正伝は現実は冴えない男なのに精神勝利法によって、自分は周りの人間に勝ったと哀しいプライドを持った男の悲劇。しかも無知だし軽度精神障害者だと感じてしまう。こんな男からいきなり俺の子供を産んでくれ。と言われたら恐怖しかない。

  • 2014年読了

  • 読み終わったあとはなんじゃコリという作品。作者の中国人は日本で医学部を学んだ人間。しかし精神を修正せねば世界は変わらぬと風刺小説を書き社会に影響を与えた

  • 興味深いです。絵もいいです。原作も読んでみたいと思った。

  • 当時の中国の考え方がよくわかる。当時と言っても、その考え方が今でも同じように続いているように思えて仕方ない。

  • 「阿Q正伝」・「狂人日記」・「藤野先生」
    日本・医学・教育・精神の改造・被害妄想・精神勝利法・革命
    魯迅が日本に留学していたとは知らなかった。
    文学によって、国民の精神を改造しようとしたとは
    とても志の高い人だったんだと思った。

  • クラスメイトに借りました。
    えーっと、漫画だと☆3つくらいだけど、魯迅の書いたのをちゃんと読んだらきっと☆5いくと思うね。
    だって魯迅が文章でやろうとしたことは本当に共感できるから。
    あと、教科書に載ってた藤野先生を読んでそう思った。

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プロフィール

本名、周樹人。1881年、浙江省紹興生まれ。官僚の家柄であったが、21歳のとき日本へ留学したのち、革新思想に目覚め、清朝による異民族支配を一貫して批判。27歳で帰国し、教職の傍ら、鋭い現実認識と強い民衆愛に基づいた文筆活動を展開。1936年、上海で病死。被圧迫民族の生んだ思想・文学の最高峰としてあまねく評価を得ている。著書に、『狂人日記』『阿Q正伝』『故郷』など多数。

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