ユリシーズ (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス
2.89
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本棚登録 : 171
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781600840

作品紹介・あらすじ

古代ギリシアの叙事詩『オデュッセイア』をたった一日のできごとに置き換え、ふたりの主人公ブルームとディーダラスの視点からダブリンの風景や人々の様子、人間の複雑な内面をも克明に描き出したジョイス。「たとえダブリンが滅んでもユリシーズがあれば再現できる」とまでいわれる20世紀を代表する傑作を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • ユリシーズ寄り道中。

    「ユリシーズ」状況把握のために漫画で読破シリーズを読んだ。さすがに「意識の流れ」をこのページ数での漫画化はできないが、1904年6月16日のスティーブン・ディーダラスとレオポルド・ブルームの一日の行動をわかりやすく見せてくれている。
    「ユリシーズ」本編では「ここに誰がいるの?」「この二人本当に会話しているの?それとも過去回想?」など分かりづらいので、漫画で一日の動きを把握できただけでも本編がわかりやすくなる。

    本の一番最初には、当時のアイルランドの情勢である「イングランドの植民地」「経済は停滞し、飢饉が起こり、貧富の差は激しくなった」「英国への貴族を求める新鋭国はと、アイルランド独立や自治獲得主張者の争いが激化」などが書かれていて、これだけでもわかりやすい。(植民地のため、ユリシーズを出版した時のジェイムス・ジョイスの国籍はイギリス)
    たしかに「ユリシーズ」に書かれている議会や教会の様子、文学や芸術論、愛国心などは、現在感覚で読むと人々が集まって論争かわしてるなーーくらいに思ってしまうが、当時の様相を思えばかなり切実だったとわかる。

    漫画という目で見る媒体のため、当時のダブリンの街の様子もわかりやすくなっている。スティーブン・ディーダラスが暮らしている海岸のマーテロ塔なんて、柳瀬尚紀さんによる「ユリシーズのダブリン」の写真そのもので、なんだか自分が行った気分になった。
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4309202578


    ユリシーズ関連の本はこちら。
    「若い芸術家の肖像」
    スティーブンの幼少期からユリシーズの数年前までの心の動き
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4087610330

    柳瀬さんによるユリシーズの写真集「ユリシーズのダブリン」
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4309202578

    柳瀬さんによるユリシーズエッセイ「ユリシーズ航海記」
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4309025854

    集英社共訳「ユリシーズ」1章から10章
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4087610047

    柳瀬さん訳12章までの「ユリシーズ」
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4309207227

    集英社共訳 11章から15章前半まで
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4087732258

  • 20世紀の2大小説の一つといわれている。
    アイルランドの作家ジェイムズ・ジェイスの「ユリシーズ」のマンガ版

    ユリシーズの特徴の一つとして、30種類以上の小説技法が使われている。

    でも、マンガではわからない(笑)

    原作、読むべし。

  • このシリーズの中では飛びぬけた出来。
    次回ジョイスを読みなおす前にストーリーを頭に入れ、文体実験を愉しむ下準備としよう。

  • ...だいたいあってる。

    4冊の文庫版を読み終わるのに2カ月以上かかり、それなのにストーリーがところどころ思い出せない「ユリシーズ」。漫画版は2日で読了。
    「カラマーゾフの兄弟」と「悪霊」ではダメダメだった「まんがで読破」シリーズだが、「ユリシーズ」は予想外に当たりかも。

    思想的な要素がなく(「理解できていない」のが本当だろうが)、表現の技法をこれでもかというくらい見せつけられた「ユリシーズ」なので、あらすじを追うだけなら漫画との相性がいいのかもしれない。

    ネタバレが嫌だったので我慢して小説を先に読んだが、先にこっちから読んだ方がよかったと思う。

  • ユリシーズを漫画化した本。

    らしいが、ユリシーズを読んだことがないので、正直、作者が何が言いたいのか、漫画家自身が理解して描いているのか疑ってしまった程、よく分からなかった。

    漫画化してこれなら、原本は、もっと意味がわからないだろうなと思った。

  • 文学作品は漫画でも難しい

  • 信じるということは自身の心を見つめるということ.
    あなたを惑わすものは無自覚な恐怖と服従.
    そうなのか?

    一日にこんなに心を奪われる出来事が生じたらひとつひとつ丁寧に考える余裕がない.

    原作を未読のため,さしあたり評価なし

  • ちょっと分厚くて身構えたけど、ちゃんと読み切れた。
    でもなんのこっちゃかわからん。
    何が言いたいのかもよくわからん。
    時代背景とか、宗教のこととか、周辺知識がないと意味わからんねやろうなと思った。
    医学生の人がやたらイケメン。

  • 後半はどうしてそうなった感が強い。
    原作読んだことないから分かんないけど、そのまま漫画にしてるんですよね…。
    どう書かれているんだろうな。

  • まんがで読破を読破するシリーズ。
    このシリーズにしては、ちょっと太め。
    古代ギリシャの「オデュッセイア」をアイルランド・ダブリンに置き換えて描いた傑作っていうことなんだけど、オデュッセイア自体の話も知らなかったので、そうなんだっていう程度。
    ちょいとオトナな表現があるところが、ドキドキする。

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