- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781601205
感想・レビュー・書評
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街中で暴漢に襲われる、子供への危険、お酒、火傷、自然災害、毒物などパターン別に解説。
・腹を刺されると見た目は余り出血していなくても腹腔内出血していることも。
・頚動脈は耳の下あたりを走っている。喉笛は切られてもすぐに死ぬわけではない、と言われても。。。
・頭を強く打つと後から症状から出ることがあるので要受診。
・急所を蹴られたりすると神経性ショックが怖いよ。
・地震被災後のエコノミークラス症候群に注意。
・海に投げ出されたら体温保護のため着衣のままがよい。
・硫化水素は下へ、一酸化炭素は上へ。とにかく近づかない。
いざという時に落ち着いて何か有効な対処ができるかと問われると、ほとんどは無理な気がする。怖いなあと思うばかり。まあ自然災害への備えは大事だなと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
通り魔、地震、火事、交通事故など、日常に潜む危険から、
どんなふうに身を守ればいいかを語った本。
著者の上野さんは、検死官で、2万人の死体を見てきたという経歴の持ち主。
おそらく、使うことのない(使いたくもない)知識だけれども、
これを知っているか知らないかで、生死が分かれることもあるかも。
例えば、通り魔に襲われたら、出来るだけ腕の外側で防御するとか、
ナイフを首につきつけられたら、喉笛をナイフに当てるようにするとか。
(首の急所は、喉笛ではなく、耳の下の頚動脈。喉笛を切られても死なない)
逆に「加害」の側からいえば、車で人をはねてしまったら、
急ブレーキを踏むと、逆に反動で被害者が地面にぶつかり死ぬことが多い。
そういうときは、「ゆっくりブレーキ」をして、
出来ればボンネットに被害者を乗せたまま止まるのが良いとか。
とっさのとき、そんなこと思い出すかどうかは分からないけれども、
少なくとも、知らなきゃ思い出せもしないわな。