若きウェルテルの悩み (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス
3.62
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  • (2)
本棚登録 : 195
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781602202

作品紹介・あらすじ

ときは18世紀のドイツ。ウェルテルは自分が住む街から感傷旅行(センチメンタル・ジャーニー)に飛び出した。現実社会にうまく適応できず、青春が放つエネルギーを自己の内面にしか向けられない青年の苦悩の物語。ドイツが生んだ最大の詩人・ゲーテが、誰もが経験する若さゆえの激情を熱烈に歌いあげた不朽の青春小説を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • 悩んでる時に読むとよくない本と学校で習ったので読まないようにしていたが、漫画版を見つけたから思わず読んでしまった。

    青春時の情動は上手に向き合わないと諸刃の剣になる。

    その情動を経験できるのは青年期の特権であり、情動に人生の舵を渡さず自分が人生の舵を握ることが大人になるということなのかもしれない。
    情動と向き合ってる人を考えすぎの一言で片付けるのは簡単だけど、ウェルテルのように悩んでる人を見守ってあげる人もまた必要。

    • ともひでさん
      漫画で読破シリーズ、高校生の時にセット買いして30冊くらい揃えてた。懐かしい。笑
      良くも悪くもサクッと読めるよね。
      漫画で読破シリーズ、高校生の時にセット買いして30冊くらい揃えてた。懐かしい。笑
      良くも悪くもサクッと読めるよね。
      2022/02/24
  • http://naokis.doorblog.jp/archives/Die_Leiden_des_jungen_Werthers.html【世界の文学を読む】#8『若きウェルテルの悩み (まんがで読破)』 : なおきのブログ

    <目次>
    急な報せ
    逃避行
    喜びの野
    ロッテ
    過ぎた季節
    囚われるもの
    暗転
    侵食
    遺書

    2018.11.14 読了

  • まんがで読破を読破するシリーズ。
    ゲーテが描いた不朽の青春小説。
    純愛であるがゆえに、それが成就できないとなると悲劇になっちゃうんだよな。まるで昼ドラのような展開。

  • レビュー省略

  • 主人公のウェルテルに同情できる内容。好きな人のフィアンセは非の打ち所がない人物。そんな人に嫉妬して主人公は壊れていく。読後は鳥肌がたってくるほど共感した。

  • ゲーテはこんな感じなのね、ってところ。じっくり読むには、今はちょっとエネルギー不足。

  • ウェルテルの手紙が物語の主体である。ロッテの感情がほとんど現れず、ウェルテル自身が苦しみ、嵐に耐え切った事で終幕を選び取る。
    人間の本性には限界がある。ある種の不条理をも彷彿とさせる物語。

  • 挫折してしまうのでマンガ版で!
    小説、もう一度チャレンジしてみようかな。

  • 古典が苦手な人はまず漫画で読んでから!

  • 時間があったら原作を読みたい。時間があったら…

  • 精神分析(?)で自分は悩み大きな「ウェルテル」のようなタイプと言われたので読んで見た

    思いは深く、しかし、それゆえに素直に表現できず、たまに爆発するということか?

    アルベルト(ロッテの婚約者)のように割り切って考えられるタイプには理解し難い作品らしいけれど、自殺=敗北 と言う考えは自分の中にもある、それでもヤッパリ悩んだ末が殺人や自殺っていうのはどうだろう?小説だからイイのだろうけど

    原作の方のレビューを読んでみると、何となく温度感が違うので、本品でゲーテという人物や作品を語ってはいけないのであろう

  • ウェルテル効果の語源・・・(ノ ̄□ ̄)ノ

  • 726.1 ケ 登録番号8190

  • 愛・切望?
    正直、この作品は、この切り取り方では分からない。。。

  • ゲーテは太宰治だと思う。世間と敵対する、という意味では、太宰の「人間失格」の雰囲気によく似ている。芥川龍之介の「闇中問答」もそうであったが、自問自答を繰り返す主人公には、何故か惹かれる。とにかく、主人公のセリフがいい。「なぜ僕じゃなくて、彼なんだ」、「正論ばかりがきれいに世の中に埋まっていくとは思えなくてね」などの感傷的で心に沁みてくる言葉がこの本には詰まっている。

  • 漫画で一気読み その5

  • 結局どうしてそういう結論になるのか、自分にはよく分かりませんでした。

    まあいいや。

  • ファウストに同じく積読状態だったので。

    個人的にはファウストより好き。
    考えてることをことごとく言語化されていってて、読んでて爽快。

    おれはウェルテルとは仲良くなれる数少ない人間のひとりかもしれないwww

    「僕らは本来のみなぎる力を失ったまま永遠に閉じ込められ、人間の活動一切はただ自らの惨めな生存を延長させることと、無目的な欲望の満足しかない。
    人は自らを捧げられる対象を自分の魂の目標を見つけることなく、たかだか目先の飴やら人の鞭やらで動かされている。誰もその実情をわかっていない。」
    「正論だけが世の中にきれいに埋まっていくとは限らない」

    たまんないっすwwww



    すごくおすすめ。

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著者プロフィール

ゲーテ

Johann Wolfgang Goethe 一七四九―一八三二年。ドイツのフランクフルト・アム・マインに生まれる。ドイツを代表する詩人、劇作家、小説家。また、色彩論、動植物形態学、鉱物学などの自然研究にも従事、さらにワイマール公国の宮廷と政治、行政に深く関わる。小説の代表作に『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』など。

「2019年 『ファウスト 悲劇第二部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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