「1日10分」でスピード脳に生まれ変わる―「知的生産力」が無限大になるいちばん簡単な方法 (East Press Business)

著者 :
  • イースト・プレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781602295

感想・レビュー・書評

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  • 脳をタスクで考えると速読脳となる

  • 苫米地英人氏の脳の使い方がわかる本である。簡単には真似できそうにない…。
    IQテストでは限界突破しているらしい。それを支えるのが彼の習慣。それを紹介しているのがこの本である。
    彼にとってはあたりまえのこと。習慣化してやっていること。それが述べられている。
    YouTubeや他の書籍を読んだことがない場合、内容の理解はおぼつかないだろう。それぐらい突飛である。一方、それだけ私達とは異なることをやっている。だからこそ、彼の特殊性・特異性が現れるのだということも解る。
    彼のセミナーをうけてみたい。本当にそう思った。

  • 内容がちょっと未知な部分が多いので、怪しい感じがするが、「思考脳(スピード脳)」になるための日々のトレーニングには、実践すべき項目がいくつかあるので取り入れようと思う。

    ① 目の前の情景をパッと見て、頭の中でスケッチする
    ② 新聞、本は同時にたくさん読む。文字としてではなく、イメージとして読む。
    ③ テレビを見ながらシャドーイングして、アナウンサーの喋り方、スピーチの仕方を学ぶ
    ④ 10分を1時間として捉える。6倍速で仕事をすれば、仕事を6分の1にできる。
    ⑤ 話す単語を6分の1にすれば、6倍早く喋るのと同じ。
    ⑥ 頭の中で1日、1年の仕事を終わらせる。すると、実際の仕事は復習になる。

  • 並列思考はどうも体質にあわないのですが、思考力を上げるための参考にはなりました。

  • 「1日10分」でスピード脳に生まれ変わる 苫米地英人

    人間の認知活動は大きく分けて①認識②連想③評価④判断

    思考=評価+判断 ←前頭前野

    従来の日本の教育ではこれが鍛えられず、記憶や経験頼みの仕事しかできない。

    本来の仕事=問題の解決のためには、抽象度をあげて俯瞰的にとらえ、ゲシュタルト(統合知)を生み出す必要がある。

    スピード脳の獲得のために①大量な情報②抽象的思考③超並列思考を鍛えよう。
    IQ=①+②はジグモイド曲線状の成長カーブを描く。
    IQをあげるには、IQの高い人と場を共有することが一番。
    リラックスによって生まれるドーパミンも利用しよう。


    ③を鍛えるには、無意識化の訓練をすること。

    三段論法ではなくトゥールミンロジックを用いる。⇄モーダルロジック
    すなわち、データ、ワラント、クレームの三つを一セットとして同時に捉えること。そして、最低でも6つの反論をいつも考えること。

    脳というのは、タスクごとに異なる意識状態になる。
    記憶するときは、アンカー&トリガー。
    抽象思考するときは、ドーパミン(=思考のために必要な運動ホルモン)を出すために徹底的にリラックスすること。
    トレーニング準備①逆腹式呼吸でホームの感覚に
    トレーニング準備②肘と膝の裏に太陽の光を浴びてセロトニンを
     ↓
    ①5つのバランスウィルを考える
    ②今日未来、近未来、中未来の時間軸を設定
    ③ゴールを設定する 今日、近、中未来の自分の姿をイメージする
    ④5つのバランスウィル、すべての未来をイメージする
    ⑤嬉しい・楽しい・気持ちいい・誇らしい・清々しいを各部位に貼り付け
    ⑥それぞれの感情を回転(タテヨコ)
    ⑦二つの回転する輪を一つの玉に統合する×3
    ⑧3つの玉を統合し、光の玉をイメージ


    実践トレーニング:
    パッと見てスケッチ。
    本は新聞は同時に。
    五感と時間軸で食事。
    会話しながら反論6つ。
    テレビ見ながらシャドーイング。
    会議は5人同時にバラバラのテーマを話す。
    フローチャート、イメージマップを駆使。
    10分が一時間と考える。
    話す単語を6分の1に。
    最初に仕事を最後までイメージ。
    一年分の仕事を一日で終わらせる(NLP)。
    余った時間は遊ぶ。

    「何が大切か」という観点でゲシュタルトを作れば、スコトーマは発生しない。遊びが新しいビジネスを生み、マーケティングにもなる。


    情報術。
    情報には鮮度がある。情報は発信者に集まる。文字化する癖をつけよう。
    勉強術。
    情報はゴールを定めると入ってくる。速読で抽象的思考が上がる。歴史を読むときは、抽象化のプロセスを読み解くこと。
    毎日②倍の速さで読む。速読のコツは、①行で読む→②ページで読む=文字のイメージ化
    覚えておきたいことは手や指を使って、アンカーを作る。
    マスコミは疑う。情報整理は必要ない。



  • 苫米地さんの本を読めば読むほど苫米地さんのことが気になってくる。計測できないほどIQが高いってどんな人なんだろー。スピード脳になるには15個くらいのタスクを同時に考えれるようにするって私にもできるようになるのか。。。そこは疑問ですが苫米地さんのゴール設定の考え方は真似したい。

  • 有名な、脳学者 苫米地さんの本。いつもなるほどと思うのだが、自分が実践できるようなレベルを超えている気がする。それは著者だからできるのであって、凡人である自分ができる範囲を超えているため、実用性に欠ける。
    しかし、そのエッセンスを取り入れることはできるだろう。


    ・バカというのは、低い抽象度に縛られているということ。自分の強烈な煩悩や自我に縛られ、強い盲点をつくっている状態の人。


    ・普段見ている世界から抽象度をひとつあげて、物事を俯瞰して見えるようになれば、いままで気づかなかった問題解決法が見るかる。

    ・ドーパミンが前頭前野に流れるのは、リラックスしているとき。それが一番アイデアがひらめきやすくなる。

    ・おいしいなどの5感は他人に影響されるものではなく、自分で作り出すもの。

    ・人と会話してるとき、その人が無意識の中で想定している「証拠」「論拠」「主張」は何かを考える。
    しゃべるときは、しゃべりながら考えるのではなく、頭で考えまとめたあと、しゃべる。

    ・歴史の本とは、人類の中で起きた出来事を抽象化した作業の集大成。その抽象化を自分で徹底的に認識し、ゲシュタルトをつくる。

  • 久しぶりの苫米地先生の本

    「1日○分」っていうフレーズは多いけれど、苫米地先生くらいのレベルになると
    10分でいいのかも。一般人にはなかなか実践しづらいこともあった。

    大きな主張は、「並列思考」と「ゲシュタルト(抽象度を上げる)」という考え方。

    ・並列思考
    一つの時に一つのことを考えるのではなくて、同時にいくつものことを考える。

    ・ゲシュタルト
    頭がいいということは、(高い次元で)抽象度を高めることができるということ。

    そのためには、ともかく膨大な知識が必要になる。

    インプットを増やす。本を文章ではなくイメージとして見る

    この本で言う「スピード脳」とは

    並列思考を用いて、膨大な情報を入れ、抽象化することで、
    新しいアイディアとやることの見通しを持ち、素早く実行していくこと

    であるように感じた。

    ・日本人は、昔、得た知識や経験則からどう対応すればうまくいったのか照らしあわせて考えるだけで、本当の意味で新しい視点からの「思考」はできていない。

    ・「人間は言葉の奴隷」。言葉にすると思考が一つに固定化してしまう。イメージで考えていくことも大切

    ・テレビなど相手が行っていることをシャドーイングすることで、言葉のスキルを身につけるだけでなく、しゃべりながら相手の話が聞ける(並列思考の一つ)

    ・ドーパミンが出ないと本当の意味での「思考」はできない。逆腹式呼吸・太陽を浴びるのも大事

    ・情報は生モノ。年が経つにつれて情報の賞味期限が短くなっている。情報は発信する人のもとに集まる。

    などもありました。

    ありがとうございました。

  • あまり好きではない本。言葉の節々に筆者の自慢が書かれている感じがした。なんとなく、筆者は頭がよくて、凄いんだみたいな・・・。内容も、具体性がなく、スピード脳になる方法は書いてあったが、具体的には別の本に書いてあるとかが多数あり、筆者の他の本を買わせるための宣伝だった。言っていることは分かるがこの本だけでは自分はスピード脳には生まれ変われないと感じた。

  • 大量に同時にインプットし、アウトプットする!

    方法論が具体的でイメージしやすい。この本で新たな天才が定義された。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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