つがいの歯車~さいごの王となくした記憶~ (レガロシリーズ) (Regalo)

著者 : 時生彩

• イースト・プレス (2010年1月23日発売)

作品紹介・あらすじ

異世界の国、カガール帝国の若き皇帝・サジエルの元に嫁いだカナエ。「結婚は義務」と言い放つサジエルの心を動かそうと、カナエは孤軍奮闘し、やがてその努力は報われ二人の心は通じ合う。そしてようやく、愛のある新婚生活がはじまった。しかし間もなく国境付近に無法者たちが集結しはじめ、サジエルはその対策に追われるようになる。王宮の雰囲気もただならぬ様子。ひとり何も知らされず困惑するカナエに対し、サジエルの反応はなぜかよそよそしくて──。

感想・レビュー・書評

[読生さんの感想 · 2018年4月17日]

なんでそんなに気持ちを隠そうとするかな。心配事を隠そうとするかな。
相手に心配させまいとしようとして、もっともっと心配かけているのに。いらぬ誤解まで招いて。
世界が違うことに対するギャップなんてほとんど描写されないのに、異世界から来たことだけは隠そうとするなんて。
それにしても、元の世界への執着が全然ないなと思っていたけど、それでも鍵は元の世界にあるのね。
文化的なギャップは今回もないけれど、それは、こちらに来てからずーっとそんなこと考えてる余裕がないぐらいの状況だったということなのかな。

[ひろさんの感想 · 2010年2月14日]

……これで終わり？？　なの？？？
まあ、これ以上続けても同じことの繰り返しなんだろうけど、ちょっと物足りなかったかなぁ。いろいろ詰め込んでいる割には、全てのことがあっさりと流されて解決しているので、その部分が微妙に物足りないのかも。

ネット小説としてはかなり上レベルだと思うけど、これを本として続けて買うかとなると……うーん、ちょっと悩むかも。今回は、勢いで買いました。だって、皇帝陛下が好みだったんだもん。

[東雲よはんそんさんの感想 · 2010年1月30日]

2010/01/24購入