アンチクリスト (まんがで読破)

  • イースト・プレス
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本棚登録 : 85
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781604695

作品紹介・あらすじ

世界でもっとも信者が多く、『聖書』を教典にさまざまな地域で信仰されるキリスト教。しかし、その教典の裏には、一神教の矛盾と人々に及ぼす悪影響、そして「聖なるウソ」が隠されているという。キリスト教を信じて疑わぬ西洋人に、ひとりの老人が立ち向かう…!現代でも多くの論争を呼び、西洋文化の発展と繁栄の裏側をも暴きだす、ニーチェの問題作を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • 結局最後まで物語に登場するおじいさんのキリスト教を批判するロジックは、なんとなくしか分からなかった。ただ読んでいて思ったのは、価値基準が平準化されてしまったときの暴力性である。そういう意味では八百万の神々がいる日本は、欧米のような全員が一つの方向性を目指す形ではなく、それぞれが自分の考え方をある意味では持ちやすい国なのかもしれない、と感じた。

  • 一神教の矛盾と人々に及ぼす悪影響 だがその殆どは臆病な妥協の産物に過ぎない‼︎所詮それらは姑息な平和にしがみついているだけなのだ 自業自得 性懲りも無く デカダンス(虚無的な) とんでもない誤謬ごびゅう 陥ってしまった 意義のある目的に没頭する もし人々に本当に生きる意志があるのなら心から生きたいと思えるなら人に教えられた答えなんかじゃなく自分で考えた答えに正直になれるはずだから そうしてはじめて人間は新しい世界を創っていけるんだ

  • 反キリスト者は読んでいたが、よく纏まって漫画になっているのは感心。牧師の息子で、大学の神学部で学んだニーチェなのに、このことによく気付いたしあの時代にここまで辛辣に批判出来たものだと驚いてしまう。我々日本人はクリスチャンが少ないから、その内包する矛盾を忽ち見抜けるし歯牙にも掛けないのだが、キリスト教社会で反旗を翻すのはどれだけ勇気が必要だったろうか。

  • ニーチェがキリスト教を批判した話。
    キリスト教はありもしない空想の世界をあたかも現実の世界であるように説いている。だからそこで信じる者も目標が達成されるわけでは無いとある。
    簡単に満たさせるものではすぐに用済みになってしまう。だからキリスト教は空想の世界だと説く。

    またキリスト教のホントの教は考えて実際に行動することを重要と説いている。しかし、当時の僧侶が世の中を支配するため、人の思考力を低下させるためにキリスト教の教えを説いたとある。
    まさに、アンチキリスト教と言える。

    キリスト教などの宗教が一番恐れるのは科学であると書かれている。原因と結果を追求する学問なので宗教の不透明とは真逆だといえる。

  • ニーチェの時代に、堂々キリスト教の批判をするってのは相当大変だったはずと思えるのだが・・・

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    やつらは強者に屈した自分たちのことを「弱者」とは言わず「善人」だと主張する そして支配者たちを復讐の念を込めて「悪」とののしるのだ! この「悪」というものが実はやつらにとって大変都合のいい働きをする なぜなら「悪魔」という恐ろしくて強い敵のために苦しんでいるのなら…特にそれを恥じる必要がない…という言い訳ができるのだからな 96
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    科学的な思考の前には神も僧侶も無力だからな 神は「科学からどう身を守るか」という問題につきあたるわけだ(…)これまでキリスト教がことごとく攻撃し破壊してきたもの…それが人間の持つもっとも尊い本能「考える力」なのだ!! 170
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  • 哲学の深いところにも切り込んでいて、面白い。
    問題作といわれるのも分かるが、「問題作」とはそれをきっかけに新たな問題を考えていく作品を言うんだなと感じた一冊。

  • 聖書を読みたくさせる。

  • 登録日:1/26

  • 原著を読んでないので強くは言えませんが、<br />それでも十分に深く考えさせられる本でした。<br />何度も読み返さないと理解できそうにないです。

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