竜の学校は山の上 九井諒子作品集

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 2466
レビュー : 218
  • Amazon.co.jp ・マンガ (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781605456

感想・レビュー・書評

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  • 丸井鯨子さんの作品は・・・「ひきだしにテラリウム(2013)」、「九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子(2012)」に続き・・・ 『竜の学校は山の上 九井諒子作品集(2011)』 ”進学天使”が切なくてよかったなー。

  • 一言で言い表わせない面白さ。何か不思議で、非現実的なのに実際ありそう。神様を娶る話、普通はあれでめでたしめでたし、欲張りのお父さんは…な話かと思うけど、なぜお父さんが、というラストシーンが絶妙。

  • 短編集。

    冒険後の勇者の扱いとか、世間の態度の変わり方などリアルな感じでした。所詮他人任せで、平和にならないのは誰かのせい。
    イラッとするけど民衆心理とはこんなものだろうとも思います。

    ケンタウロス型のよく働く馬人と通常の猿人がいる世界の話も、妙に現実感があって面白かったです。

    不思議な設定の話を現代社会に馴染ませるのが上手いです。

  • SF/お伽噺/なのにロジカルな日常落とし込み

  • "「権平
    わしを村まで送ってくれたせいで帰れなくなったんだな
    すまんかった すまんかったなぁ…」
    「おみつ
    違うぞおみつ 皆から忘れ去られ山を去ろうか迷っとった時にお前と会った
    自分のことは忘れても お前のいるこの山を守りたいと思ったからこうして戻れた」"[p.110_代紺山の嫁探し]

    「帰郷」
    「魔王」
    「魔王城問題」
    「支配」
    「代紺山の嫁探し」
    「現代神話」
    「進学天使」
    「竜の学校は山の上」
    「くず」
    「あとがきマンガ 金食い虫くん」

  • 九井諒子作品集は三冊目のレビューです。

    この作品集も、ファンタジーな世界と現代社会流の感性が入り混じった、何とも不思議でユーモラスな作品が揃っています。

    それにしても九井さんの作品集は、漫画作品でありながらお話にどことなく文芸チックな味わいを覚えるんですよね。いうなれば「文学フリマで並んでそうな漫画」。いや、詳しく存じ上げないだけでひょっとしたら文フリにも同人誌を出しておられる方かもしれませんが。

  • 大体の作品がファンタジーで短編。雰囲気的にはおとなしい感じだったり、いい話だったり。短いのに中々深い話だと思う。馬人の話なども面白かったし、それぞれの立場があって考えさせされる。亜人(デミヒューマン)が現代に居たらこう言う感じなのかなと思ったりした。またこんな内容なら読んでみたいと思った。

  • 独特の世界観に引き込まれる。
    日本昔話のようなストーリーがあったかと思えば、日常の中にちょっと不思議な存在(羽のある人間やケンタウルス)がいるお話だったりと様々なショートショートを楽しめる。
    個人的にはもっとがっつり長編も読んでみたい。
    本作では『代紺山の嫁探し』が一番好きだった。

  • 不思議の一言につきる。
    山の神様の話と馬人の話が特にすきだった。
    多少の読みづらさは感じたものの、引き込まれて結局するする読んでしまった。

  • まとめ読みしたので、二巻の方で先に感想を書いてしまいましたが、
    独特の個性的な世界観。
    ちょっとしんみりした話が多かった印象があるので(重いというほどではないけど)、最初は入っていきづらかったです。
    (笑いがないわけではありません)

    坂田靖子とか、蟲師とか、少し淡々とした静かなイメージの作品かな。

  • 不思議な人でないものと人のお話。
    短編集。

  • ゲームの中のファンタジー、現実の中のファンタジー、のオムニバス。読み終わったあとに残るふぁっとした何かが面白い。

  • 短編集なのでさらっと読めるかと思いきや、かなり分量が多くて読み応えがあった。
    後味がわるい余韻の残る話しかない。
    でもその余韻の悪さは、自分がその立場に立ったときにどうするか考えさせられるもの。
    SFチックでファンタジー要素の濃い作品ばかりだけど、実際の人間社会にそのまま当てはまるような問題点が指摘されている。寓話として、手塚治虫の漫画とどこか似通った点があるように感じた。

  • 短編集、最初のRPG調の作品群と、それ以降のジャンル豊かな作品郡とで、毛色の違いあります。
    RPG調の作品群=やってそうで誰もやってなかった感じ。
    嫁探し、現代神話等はやさしげな人外ものです。
    好きな人にはかなりオススメ。
    表題の竜の学校も、この短編集らしい「本来存在しない筈のものが、当たり前のように存在している世界」を書いた秀作です。
    これネタバレになるのかな?

  • タイトルに共感を覚えてしまったのと表紙がかわいいので著者も内容も知らずに購入。正直言って、1000円+税を払うのはちょともったいなかったか。感性・視点にはいいものがあるのだが、キャラクタの書き分けやプロットの展開と言った基本技術はプロにはちょっと達していない。ネームには光るものがある。
    お気に入りは表題作と「魔王城問題」「代紺山の嫁探し」「進学天使」。特に「進学天使」のラストの鳥瞰シーンがいい。

  • 逆転の発想や不思議生物、それを現実世界に落とし込むセンスに脱帽
    ポンと短編集出させたイースト・プレス偉い!

  • ほとんど作者さんのHPで読んだもので、話が補完される形で書き下ろしページが入っていた。
    どれも好きな話だった。
    とくに魔王が、書き足された部分でストーリーに入りやすかった。
    帰郷は、最後の彼の笑顔は書き足す前の方が好きだと思った。

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