腹を割って話した

  • イースト・プレス
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本棚登録 : 407
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781605708

作品紹介・あらすじ

藤村「決めないことを、恐れてはいけないんだよ」 嬉野「それはまったく『どうでしょう』の本質だね」   『水曜どうでしょう』4年ぶりの新作の放映を控え、ディレクター陣が北海道の温泉宿で夜を徹して語り合った。 番組のこと、お互いのこと、大泉洋&ミスターのこと……。これまで知り得なかった本質の部分に触れる、初の対話集。

感想・レビュー・書評

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  • 水曜どうでしょうが好きな人なら脳内再生余裕。
    副音声でも聞けないような仕事とか生き方の話がとても興味深かった。

  • 期待せずに、多少笑えるかな?ぐらいで買ったのですが、非常に良かったです。
    サラリーマンとしては、非常識な考え方のオンパレードでしたが、そうだなと納得する内容がとても多くありました。
    直近の自分の人生に一番大きな影響を与えてくれた一冊です。

  • ご存じ、水曜どうでしょうのディレクター2名による対談集。
    個人的にはDVDの副音声解説よりも、本になった方がグッと来る。
    2人の偉大過ぎるディレクターの話は本当におもしろく、話の内容も深い。

    だけど。
    少しでもテレビ番組制作を囓った事のある人には全く参考にならないと思う(^^;)。
    あまりに奇抜な方法で、とんでもない成功を収めてしまった、天井人たちの会話。
    そもそも「水曜どうでしょう」という番組はテレビのセオリーから完全に外れていて、
    アレが大人気になる、というのはちょっと腹立たしい感もあったので(^^;)。

    ただ、番組同様にこの本も卑怯なくらいの吸引力がある。
    普段から雄弁な藤村氏はもちろんのこと、ある種とんでもない理論を説得力
    たっぷりに説いてくる嬉野氏のアナーキー振りが凄い。

    現在オンエア中の水曜どうでしょう新作と併せて読むと良し。
    ・・・ただ、少々のネタバレは覚悟の上で。

  • 「水曜どうでしょう」でお馴染みのディレクター2人による1日対談。働く事、一緒に働く人たちのこと、出会った人たちのこと、番組がなぜあんな風になったのかなど、興味深い話のオンパレード。

    働いていて楽しいと思える「温泉」を見つけること、常識に縛られて無理をしながら働くことに対して何故疑問を持たないのか、といった逃げ道を作ってもいいという発想に目から鱗が落ちた。

  • 今日買ってきたんだけどあっという間に読み終わってしまった。
    対談形式。
    基本どうでしょうについての話なんだけど、仕事についてとか、生き方についてとか。

  • 伝説の「水曜どうでしょう」を創ったディレクターの会話を本にしたゆる〜い企画。どうでしょうの制作全てに亘り貫かれているのがユルさ。彼らは「温泉」と表現している。なるほど、言い得て妙な気がする。『腹を割って〜』は藤村氏の口癖なのかも知れない(大泉エッセイを見た個人の感想です)。しかし、この何でも言い合える関係は奇跡の出会いだと思うし、だからこそどうでしょうが続いているのだと感じた。本書最後の会話がテンピュールかいっ! とツッコミを入れながら笑って読了。

  • こういう風に働けるのが理想だね

  • 「水曜どうでしょう」のディレクターの藤村さんと嬉野さんの対話集。
    2人の人生観、仕事観はおもしろく参考にすべきと思うことが多かった。

  • 水曜どうでしょうのディレクター2人の本です、ただ2人が話しているだけながらに、非常におもしろい。2人のこと、水曜どうでしょうという作品に対しての姿勢などが書かれていたのは、どうでしょうの裏側が好きな自分にはたまらない1冊でした。

  • 嬉野さん、藤村さんの対談集。
    主に『水曜どうでしょう』の裏話などを中心に、仕事に対するスタンスなどを話している。2011年の新作と同時に出版された本なので、カブの旅に関する話もちらほら出ている。
    なかでも印象に残るのは「悪の浄化作用」というあたり。
    「毒を小出しに」とか「悪役的なものの重要性」というところに、なるほど、と思う。
    確かに潔癖ばかりだと息苦しくなるし「眺めていてラクになる」のは、作っている側が楽しんで、無理していないからなんだろう。

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著者プロフィール

HTB(北海道テレビ)のスペシャリスト エグゼクティブディレクター。1965年愛知県生まれ。北海道ローカル番組でスタートし、人気が出て全国で放送されている「水曜どうでしょう」チーフディレクターで、番組ナレーターも務める。番組内の面白トークで大人気に。「水曜どうでしょう」は1996年~放送・現在も不定期放送され、DVDや関連書籍も多数。当時大学生で無名の大泉洋を起用し、その才能を開花させる。

「2020年 『水曜日のおじさんたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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