社会契約論 (まんがで読破)

著者 :
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 181
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781605784

作品紹介・あらすじ

身分階級、富者と貧者、主人と奴隷。当たり前のように不平等が存在した、近代ヨーロッパ。現代にも通じるこれらの問題はいつ、どのようにして起こり、正当化されていったのか…?専制政治の矛盾を考察し、本来の自由な存在としての、人間の不平等を解決するための社会の在り方を提唱した、政治哲学書を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • この漫画は、全4編ある『社会契約論』のうち、第1編の1章~6章までの内容だそうです。
    もともと自由な存在として生まれてきた人間に、「強者」と「弱者」、「主人」と「奴隷」、「富者」と「貧者」の格差が生まれる。
    そして強者のための法と社会が設定され、弱者の自由がなくなってしまう。

    この本は、フランス革命に多大な影響力を及ぼしたそうな。
    そして、この本は、中江兆民によって日本語に訳され、自由民権運動へつながったんだって。

  • 自分が自分自身の主人であり
    服従すべきは己の意志だ

  • 読みやすいですが、内容は難しかったです。

  • まんがで読破を読破するシリーズ。
    フランス革命につながる自由民権運動に影響を与えた「社会契約論」ということで、フランス革命前夜の様子を描いた内容。革命そのものはだいぶ端折っているけれど。
    封建秩序の上下関係ですべてが決められるのではなく、社会秩序との間に結んだ契約のもとで人々は市民的自由を得る。
    最後のページの「あなたの社会に自由はありますか?」ってメッセージ。明らかに編集部の意図でしょうが、ぶっこみますねぇ。

  • 全4編中の1編のみの導入版。
    富者と貧者、主人と奴隷のような、不平等の成り立ちと概念を教えてくれる。
    本作のとっかかりになればいいとの企画か。

  • 難しい内容もマンガなら!

  • 図書館で借りた漫画です。
    原作は知らないが、フランス革命に影響を与えた社会契約論。
    それを漫画で描かれており、まずまず読みやすいが、子供には難解である。
    ルソーの説明がやはり難しく長い。
    不平等が当たり前のように存在した近代ヨーロッパの話しだが、現代でも通じる内容だ。
    原作はもっと難解だろうが、社会契約論の取っ掛りに漫画で理解するのはとても良いと思う。
    自分が自分自身の主人であること、自分の意思は自分で決定する。
    人間であるからこそ、理解しておかなければならない。

  • まんがで読破……とは言うものの、読破したところで実際には社会契約論の序盤触りに触れただけ。興味を持った人はぜひ原著を〜的なもの。

    ただ、近代・現代と言った言葉に惑わされず、現代社会の未熟さについて気づくきっかけにはなるかと。

  • フランス革命にも影響を及ぼしたといわれるルソー作。
    一人一人が契約を交わすことで主権者となる。
    全てのものが共同体に財産、肉体を捧げることで、その共同体が意思をもち共通の目的のために判断をおこなっていく。

  • 古典のエッセンシャルな部分を理解するため、「まんがで読破」シリーズを読んでみました。ルソーが提唱した「社会契約論」の成り立ちに関して、歴史的な流れを追ってシンプルに紹介されています。

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