地下室の手記 (まんがで読破) (まんがで読破 92)

  • イースト・プレス
3.21
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本棚登録 : 111
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781606682

作品紹介・あらすじ

19世紀ロシア・ペテルブルグに、ある男が住んでいた。男は過剰ともいえる自意識から「心の地下室」へ閉じ込もり、社会と断絶した生活を送っていた。あるとき男は、自身の過去の回想を記すことで、「人間の本質の非合理性」を明かしていくことを試みる-。ドストエフスキーが斬新な切り口で、人間心理にメスを入れた長編小説を満画化。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館に小説がなかったため、まんがで読破シリーズを手に取って見ましたが、ストーリーが完全に無理…。
    「人は誰しも心の中に地下室を持っている」といいますが、少なくとも私は持ってないと思われるため、まったく共感できませんでした…。

  • ドフトエフスキーらしい陰鬱な内容を見事に漫画に落とし込めていると思う。

    人を選ぶ作品なので万人におすすめはしない。

  • うるせぇ

  • 「いつの時代にも一般的なちゃんとした人間は臆病で奴隷であるのだ」(p. 19)
    隷属したくないわたしは,「一般的なちゃんとした人間」ではないのか.
    大変おもしろかったので早速,江川卓訳で読み始めた.
    原作を未読のため,さしあたり評価なし

  • まんがで読破を読破するシリーズ。
    このシリーズで4作目のドストエフスキー。このなんだか病んだところとか、娼婦が出てくるところとか、罪と罰のラスコーリニコフに通じるところがあるよなと思って読んだ。実際、近い時期に書かれているし。
    ちなみに、舞台はサンクトペテルブルク。ワールドカップでロシアを訪れたので、教会とか街並みとかの絵が、どこをモチーフにして描いているか分かったりするのもちょっと楽しかった。

  • 原作未読。
    原作は読みたくないなと思うほどにはイヤな男の話である。

  • 虚栄心の強すぎる人物は恐ろしい。201511

  • 正直こんな劣等感の塊の人とは関わりたくない。作中でも誰からも相手にされず、主人公の言葉に聞き入れた女性でさえも最終的的に去ってしまう、どうしようもない話。

    人より劣っていると思われたくない気持が異常に強い主人公だが病的と言っていい。ここまで酷いと精神病棟で入院だろう。
    現代は心療内科が発達しているので、本作に出てくる主人公は救えるかもしれないがこの時代は心療内科などはないので難しいだろう。

  • これは妄想?それとも空想?

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著者プロフィール

(Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。

「2010年 『白痴 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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