国富論 (まんがで読破 97)

  • イースト・プレス
3.20
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本棚登録 : 197
感想 : 21
  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781606903

作品紹介・あらすじ

19世紀ヨーロッパを筆頭に各地でおこった産業革命より、さまざまな商品があふれ飛躍的に人々の生活が豊かになった。しかし時代が進むにつれ、富は集約され、貧富の差は拡大するばかり。その根本原理とはなんなのか?また、我々がとるべき対応策とは…?現代経済学の基礎を築いたとされる世界的名著を漫画化。

感想・レビュー・書評

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  • 今まで国富論を知らずに政治経済を語っていたのが恥ずかしい、今読んでも凄い本です。長いので漫画で読みましたが…。
    響いたのが、労働階級の賃金を上げ人口を増やすことで国の生産性を上げるという点です。日本は逆なんですよね

  • アダム・スミスは「近代経済学の父」と呼ばれているが、哲学者だけあって哲学的思想が根底にあるのだろう。
    重商主義を批判し、生産性を高める分業も「モノの値段」も
    利己心で成立する。
    利己心によって個人が利益を追求していった結果、社会的分業体制となり「見えざる手」によって価格が均衡していく。
    また、担うべき3つの国の役割が、(1)国防(2)司法(3)公共施設の整備(公共事業)という点には深く共感する。

  • 2020.35
    ・分業が進み、単純労働ばかりしてると、思考力、問題解決力、工夫して取り組む力が衰える。
    ・教育については市場原理から外し、公共事業で行うべきである。
    ・長期的に、建設的な努力が必要。

  • レビュー省略

  • まんがで読破を読破するシリーズ。
    「見えざる手」で有名な経済学の父アダム・スミス。その主著である国富論を資本家の息子で自らも工場経営に乗り出すエドウィンの取り組みを通して描く。途中、エピソードで語りきれないところにはアダム・スミスを登場させてレクチャーするスタイル。
    産業革命によって発展を遂げたイギリス。貴族の社会からブルジョアとプロレタリアートの対立する資本主義社会へ。なにが最適な「富の分配」なのか。難しいですね。

  • 有名な「神の見えざる手」という言葉に頼っていないし、研究者の間で近年強調されてるらしい「道徳感情論」との関係を感じさせる物語を通じて語られています。立派な入門書だと思いました。

  • マンガで読むとつまらなかった、ドラマパートが悪い?

  • なんとなーく知っていたアダムスミスの国富論。
    経済の基礎って言われる意味がわかった!

  • 難しくて訳が分からんかった。国民が枯渇しながら富の増大などできるはずがない。利益は所詮あくまで次の投資のための備蓄です。ほどほどにしないと結局不利益になります。人間主義の経済学に共感。世界の名著というだけあってわかりづらいがマンガにしてもそのエッセンスさえつかみとることはできなかった。

  • 19世紀ヨーロッパを筆頭に各地でおこった産業革命より、さまざまな商品があふれ飛躍的に人々の生活が豊かになった。しかし時代が進むにつれ、富は集約され、貧富の差は拡大するばかり。その根本原理とはなんなのか?また、我々がとるべき対応策とは…?現代経済学の基礎を築いたとされる世界的名著を漫画化。

    国富論の肝となる部分は、国の富についてと、神の見えざる手についての二つ。

    「国の富とはなんぞや?」という現代の経済学でも比較的ポピュラーな問題に対する、スミスの答えは、お金や交易力ではなく、生産力とその裏に隠れている労働力でした。つまり、国富とは生産力であり、生産力は労働人口によって支えられているという考え方であり、これが現在のGDPやマクロ経済学などの下地となります。

    もう一つの神の見えざる手とは、現代の経済学でいうところの、市場の自動調節機能のことです。これは倫理学者であるスミス(経済学の父は、後の世の人がつけた二つ名で、当時は倫理学の研究者)の、「利己心とは悪いものなのか?」という疑問についての、市場経済における、彼なりの解答の形です。
    すなわち、貨幣が神のように振る舞う市場経済の中においては、人々が自らの利己心に従って行動すれば、(高くて粗悪なものを大量に売りつけたい生産者と、安くて丈夫なものを必要な分だけ買いたい消費者の思惑がせめぎあった)結果として、最適の場所に、最適な商品が、最適な価格で、最適な数だけ配分されるという、(自然界で有効かどうか分からないという意味で)限定的な利己心の肯定を意味します。

    これは現代のミクロ経済学における、需要と供給のバランスによる、価格調節機能のオリジナルともいえる考え方

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著者プロフィール

アダム・スミス

一七二三-九〇年。イギリスの経済学者。古典派経済学の祖。スコットランドの港町カコーディ生まれ。グラスゴー大学に学び、道徳哲学者F・ハチソンの影響を受けた。オックスフォード大学中退。グラスゴー大学の倫理学教授、道徳哲学教授を経て、同大学総長に選任された。著書に『道徳感情論』がある。


大河内一男

一九〇五年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。東大教授、同総長を経て、東大名誉教授。日本学士院会員。経済学博士。アダム・スミスの会会長。社会思想史・労働問題専攻。『著作集』(全五巻)など著編訳書が多数ある。八四年没。

「2020年 『国富論Ⅲ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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