- Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781607276
作品紹介・あらすじ
19世紀フランス。男爵家のひとり娘のジャンヌは、20歳を機に修道院を出て両親とともにレ・プープル屋敷に住みはじめる。そこで紹介された子爵の青年と結婚し、順風な暮らしが続くかに見えたが、厳しい現実が次々と彼女につきつけられていく…。現実を美化せずにありのままの状態を描きだす、自然主義文学の代表作を漫画化。
感想・レビュー・書評
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最後の「人生っていうものは、みなが思うほどいいものでもわるいものでもありませんね・・。」が人の一生というものを象徴的に表現している。
小説では、「未来を待つ日々は終わったのだ。 もうやることがない。今日も、明日も、この先ずっと。」といった表現になっているようだ。
生き抜くことに免疫ができていない女性が、女性なら程度の差こそあれ遭遇する未来への憧れ、恋愛、結婚、出産、子育て等々の問題に翻弄されていく様は時代を超えた主題でもある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人生って皆がいうほどいいものでも悪いものでもありませんわね・・・
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まんがで読破を読破するシリーズ。
タイトルは聞いたことありましたが、こんなだめんずウォーカー話だったんですね。夫も息子も、まさに昼ドラの題材かっていうくらい。
「人生って楽しいことばかりじゃないのね」って、確かに人生いろいろですが。 -
やはり古典的な作品というのは、読んで気持ちがよくなるものではないのかもしれない。
内容は、「人生は裏切りの連続」とでも主張するかのような物語になっている。 -
とても幸せとは思えないけど、最後の最後にそれでも前向きになろうとするのが人間ということか。
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あのモーパッサンの≪女の一生≫を漫画化した作品です。
女は結婚してもなにしても最後には淋しく死んでいく存在なのだから結婚なんかしなくてもいいのよ友達同士でわいわいきゃあきゃあ騒いで生き続けなさいなというまったくもって身も蓋もないお話。
女性フルボッコやないか……。 -
まったく、なんてツイてないんだこの主人公は…でもどんなに辛くても希望を見出して生きていかなきゃなんないんだよねぇ。